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2020.02.27お知らせ
魂抜き・お性根抜きにおける、お布施袋の書き方と渡し方のマナーについて
お仏壇整理をお考えの方の中にはすでに整理にあたってお坊さんによる魂抜き、 お性根抜きが必要なことを把握されていると思います。
その際、感謝の気持ちをお伝えする為に『お布施』が必要になります。
最近お電話での問い合わせにてこのお布施の相場に関するご相談が増えております。
今回はそんな皆様の疑問にお応えすべく、お仏壇の魂抜き( お性根抜き)に置けるお布施袋の書き方および、渡し方のマナーについてご説明していきたいと思います。
魂抜き・ お性根抜きの際はお坊さんへのお布施が必要
お布施袋の書き方や渡し方の解説に進む前に、魂抜き・お性根抜きについて少しだけご説明させていただきます。
お仏壇の整理には魂抜き・ お性根抜きが必要になります
定期の法事や法要(〇回忌やお盆など)と同様に、お仏壇を整理する際もお仏壇に対してお坊さんによる供養を行ってもらう必要となります。
この時に行われる供養が魂抜き・お性根抜き・閉眼供養などと呼ばれるものになります。
お仏壇にはご先祖様の魂が宿っています。
仏教ではこの魂が宿ったままのお仏壇を処分してしまうことは非常に良くないことであるとされています。
ですので一度魂の宿るお仏壇からご供養によって魂を抜いてあげることが必須なんですね。
この魂抜き・お性根抜きは当然お坊さんにご依頼する以外方法はありませんのでお坊さんへのお布施が必要となります。
お布施は『感謝の印』
ここでお渡しするお布施はお坊さんへの労働の対価としてお渡しするものではなく、法要・供養を行ってくれたお坊さんへの『感謝の気持ち』という意味になります。
ですので、世間一般に決まった金額というのはなく、おつつみする金額については地域の相場やお坊さんに直接お問い合わせを行う必要があります。(一般的には3万円~5万円ぐらいが相場かと思います。)
お布施の相場については別の記事でもご紹介しておりますのでお渡しする前に是非ご参照ください。
- お布施の相場についての記事はコチラ!
https://butsudankuyou-ikkyuu.com/blog/tamasiinuki-osyounenuki-ohuse/
またあくまでお布施は『感謝の気持ち』ですので告別式などで家族様へのお悔みの気持ちでお渡しする香典などとは意味が異なります。
ですのでお布施袋の選び方やお金の包みかたなどは正しくは香典などの納め方とは異なりますので注意が必要です。
これらに関しても別記事で詳しく解説しておりますのでご確認してみてください。
- お布施袋の包み方、書き方などの詳しい解説はコチラ!
https://butsudankuyou-ikkyuu.com/blog/news/saikakunin-houzi-houyou-ohuse-mana/
お布施袋の用意の仕方・書き方
こちらでご紹介する書き方はあくまで一般的な事項をご紹介していきます。
お布施袋を書くときに用意したいもの
- お布施袋(Amazonや楽天市場で”お布施袋”で検索すると出てきます):~1000円程度
- 筆ペン:~500円程度
お布施袋は地域や金額によって異なりますが、たいていの場合は簡易な封筒タイプ、内袋のあるタイプの物を選ぶのが便利です。
相場である3万円~5万円の物であれば外袋のある装飾タイプのお布施袋を選択すれば間違いはないでしょう。
また、筆ペンを使う際は香典などで使われる薄墨は使わず、濃い方を使用しましょう。
お布施袋へのお金の入れ方
次にお布施袋(内袋)にお金を入れる際の入れ方についてポイントを絞って解説していきます。キーワードは『香典とは内容が異なる』ということです。
ポイント①『新札か?』『旧札か?』
答えは『新札』を使うです。香典をおつつみする際は旧札やあえて折り目を付けて入れますが、お坊さんにお渡しする物ですのでそれとは異なります。
ポイント②お金の入れ方
内袋の表側からお金を引き出したときに『お札が表』『肖像画』が上方向に来るように入れましょう。コチラもお金を下に向ける香典の渡し方と異なります。
ポイント③最後の包み方は『購入した時のとおり』に
お金を包んだ後は購入時のように袋をたたんで完了です。通常は裏面から見て上側の折り目が上に来るようになっています。その折り目の通りに外袋を包んでいただけば問題ありません。
お布施袋の書き方
ポイント①内袋
内袋の裏面に住所や名前、金額が記載できる欄のある内袋はそれに沿って記載をしていきましょう。
裏面に特に記載がない場合は内袋の表面に『金参萬円也』のように漢数字にて金額を記載します。
ただし住所等で横書きになる場合は通常のアラビア数字を使って問題ありません。
「縦書きは漢数字」「横書きは一般的な数字」という風に理解しておけば問題ありません。
ポイント②表側
表面の上部には中心に『お布施』と記載します。また下半分にはご自身の苗字、又はフルネームを記載しましょう。
ポイント③数字の書き方
お布施袋にはお布施の金額を書きますがその際は「金3万円也」というような数字の記載は行わず漢数字を使って「金参萬円也」と記載を行います。
金額によって使う漢数字がかわってくると思いますので下記に参考として載せておきます。
- 壱(1)、弐(2)、参(3)、四、伍(5)、六、七、八、九、拾(10)
- 百、阡(千)、萬(万)
お布施袋の渡し方
お布施袋が用意出来たらいよいよお坊さんにお布施をお渡ししましょう。
タイミングとしては法要・法事の終了後のお坊さんへのご挨拶の際に正座でお渡しを行うようにしましょう。
お布施袋をお渡しする際はまず下記の物を用意します。
- お布施袋
- 切手盆
- 袱紗
このあたりの物品の準備については他の記事でも詳しく解説しておりますので一度ご参照管さい。
- お布施の渡し方についての記事はコチラ!
https://butsudankuyou-ikkyuu.com/blog/news/ohuse-watasi/
お布施袋を袱紗でおつつみし、切手盆に載せた状態でお渡しすることになります。
お渡しする手順は以下の通りになります。
①切手盆を用意する
②こちらの方に向けたお布施袋(袱紗に包んだ状態)を切手盆に置く
③切手盆の右上と左下を持ち切手盆を時計回りに90度回す(横向きになる)
④もう一度切手盆の右上と左下に持ち替え90度回す(お坊さんの方向に向く)
➄「本日はありがとうございました。どうぞお納めください。」などと一声かけお坊さんに切手盆を差し出す。
➅お坊さんが切手盆からお布施袋を回収し、袱紗と切手盆を返却してくれる。
➆袱紗と切手盆を回収する。
というのが一連の流れになります。多少の作法の違いで気を悪くされるお坊さんは少ないかと思いますが、基本的な流れやマナーは家を代表してお布施を渡す物として一連の流れくらいは踏まえておきたいですよね。
以上でお布施のお渡しは完了となります。
魂抜き、 お性根抜きの際は我々『お仏壇供養の一休』にご相談を
ここまで魂抜き・お性根抜きにおけるお布施のお渡しの仕方について基本的な部分をご説明してきました。
お布施袋への入れ方やお坊さんへの渡し方、また準備すべきものが多く特に家族様から受け継いだお仏壇を整理したい方などは作法の多さに少しわずらわしさを感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は我々『お仏壇供養の一休』のような仏壇のご供養専門の業者にご依頼されることをおすすめします。
一休ではお仏壇供養に関わるすべての費用をお見積り後請求させていただきます。
もちろんその中には今回ご紹介したようなお坊さんへのお布施代も含まれており、我々が責任を持ってお布施袋に入れ正しい方法でお納めさせていただきます。
料金に関しても魂抜きをしたお仏壇の処分を含め、ご自身ですべて行われるよりも安く済ますことが出来る自信がありますので一度お問合せいただきお見積りをとっていただければと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか?
葬儀やその他法事・法要に関わるお布施の疑問やトラブルは金額の相場がわかりにくい、作法がわからないなどの事情でトラブルや悩みの種になりやすくまたさらになじみのないお仏壇の魂抜き・お性根抜きになると非常にわかりにくくなりますよね。
魂抜き・お性根抜きのお布施についてわからないこと、または代行をご希望の方がおられましたら是非我々『お仏壇供養の一休』までお気軽にご連絡をいただければと思います。
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