ペットは、家族の一員だと考えられています。

そのため、ペットが亡くなると「ペットロス」と呼ばれるような、大きな悲しみを経験してしまう方も多いでしょう。

亡くなったペットを大切に供養できる「ペット用のお仏壇」はあるのでしょうか？

今回は、ペット用のお仏壇について解説します。

 

ペット用のお仏壇はあるのか？

結論から言うと、ペット用のお仏壇はあります。

そもそも、ペットを供養する風習は日本でも海外でも古くから見られました。

いつの時代、どの国でも、ペットを家族の一員と考えて慈しむ人たちはいたのです。

 

ペット用のお仏壇の種類

ペット用のお仏壇には、どのような種類があるのでしょうか？

以下に代表的なものを挙げました。

 

ミニチュア仏壇タイプ

人間のお仏壇をそのままミニチュア化したような、ペット用お仏壇です。

お仏壇の内部には、位牌や遺影、仏具などを置くことができるため、ペットを人間と同じように供養することができます。

 

ボックスタイプ

箱型のお仏壇です。

表面にフォトフレームが設置されており、遺影付きのお仏壇といった面持ちが感じられます。

ボックスの中に、骨壺や思い出の品などが収納可能です。

 

ステージタイプ

一番シンプルなペット用お仏壇で、ひな壇だけのタイプです。

上段に遺影や骨壺を置き、下段に仏具を置いて供養を行います。

収納するタイプではないので、遺影や骨壺、仏具などが目に触れる状態で供養したい方に向いています。

 

ペットの供養に必要な仏具は何？

次は、仏具についても見ていきましょう。

ペットの供養によく使用される仏具は、以下の通りです。

ただし、以下の仏具をすべて揃えないといけないわけではありません。

ペットの供養は、ご本人の気持ちの問題です。

 

線香立て、花立て、おりん

ペットを人間と同じように供養したい方には必要です。

線香を立て、花を活け、おりんを鳴らして供養します。

 

水入れ、供物皿

ペットを人間と同じように供養したい方で、さらに食物をお供えしたいという方は水入れと供養皿も用意してください。

 

位牌

ペットにも、人間と同じように位牌が必要だと考える方におすすめです。

 

遺影

遺影があれば、いつでもペットの生前の姿を偲ぶことができます。

 

骨壺

ペットの遺骨を身近に置くことで、よりペットの存在を感じることができるかもしれません。

 

まとめ

ペット用のお仏壇はあります。

主に、「ミニチュア仏壇タイプ」「ボックスタイプ」「ステージタイプ」の三種類です。

また、人間を供養するために使用するのと同様のペット用の仏具も存在します。

ペットの供養は本人の気持ちの問題なので、ご自身が納得できる形で供養をしてください。