〜山口県山口市の皆さま〜位牌の必要性とは? | お仏壇の処分・引取り・回収なら【仏壇供養の一休堂】

ブログ

2022.01.31すべて

〜山口県山口市の皆さま〜位牌の必要性とは?

位牌とは、必要なものなのでしょうか?

お仏壇があれば、位牌は必要ないのではと考える人もいるでしょう。

今回の記事ではそのような方のために、位牌に関する基本的な知識と位牌の必要性を解説します。

 

位牌とは?

位牌は仏教の多くの宗派において、「故人の魂の依り代」と考えられています。

位牌には、故人の戒名、俗名、亡くなった年月日、亡くなった年齢が記されており、故人そのものとしてお祀りします。

 

位牌の種類

位牌の種類は、大きく分けて以下のようなものがあります。

 

白木位牌

白木位牌は故人が亡くなれてから、すぐに用意する仮の位牌のことです。

内位牌とも呼ばれますが、白木でできていることから白木位牌と呼ばれることが多いです。

白木位牌は、あくまで仮の位牌なので、49日後には次に説明する本位牌に切り替えます。

 

本位牌

本位牌は、仮の位牌である白木位牌を処分した後に使う、メインの位牌です。

「位牌」と聞いて、多くの方が思い浮かべる黒い位牌になります。

 

位牌の必要性

すでに説明した通り、多くの仏教の宗派で「位牌は故人の魂の依り代」と考えられているので、基本的には必要なものです。

多くの仏教の宗派では、位牌がなければ故人の魂を祀ることはできないと考えられています。

ただし、浄土真宗の場合は例外です。

浄土真宗では、「信心を持って亡くなった人は、阿弥陀如来によって救われるため、死後直ちに成仏する」とされています。

そのため、浄土真宗では故人の魂を供養するための位牌は必要ありません。

 

位牌はいつまで必要か?

故人の位牌は、いつまで必要なのでしょうか?

その答えは、「三十三回忌」と呼ばれる、故人が亡くなってから満32年目におこなう年忌法要までの間です。

それ以後は、故人の位牌を処分してご先祖様の位牌に合祀します。

その理由は、多くの宗派で「死後、33年経つと故人の魂は成仏する」と考えられているからです。

また、遺族が高齢になり法要を行うのが難しいことや、故人を知る人が減ってくるなどの現実的な理由からも三十三回忌をもって弔い上げとするのが一般的です。

 

まとめ

位牌は「故人の魂が宿る依り代」とされているもので、死後すぐに作る仮の位牌(白木位牌)と、故人の死後49日後に作るメインの位牌(本位牌)があります。

故人の魂が宿る依り代なので、浄土真宗などの一部の例外を除き、位牌は必要です。

ただし、三十三回忌と呼ばれる、故人が亡くなってから満32年目におこなう年忌法要の際には、故人の位牌を処分してご先祖様の位牌に合祀するのが一般的です。