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2019.05.21すべて
離檀(りだん)とは 仏壇供養の一休より~
今回は「離檀(りだん)」についてお話しさせていただきます。
近年薄れつつあるお寺の「檀家制度」
現在では「檀家制度」と聞いてもいまいちわからないなど、お寺というものは法要・墓参の時にだけ訪れる場になっていきました。
ただ、この檀家制度は私たち日本人にはいまだ切っても切れない関係となっておりますので覚えておくようにしましょう。
ここからは離檀のやり方、費用などについて説明いたします。
➀離檀するときは住職さんとよく話し合いましょう。
人それぞれ事情が変わりますが、離檀を検討される際はお寺やお墓までの距離が遠い、お墓の後継者がいないので改葬して他の場所で合葬したい、などの理由が多いと思います。
「離檀」されるときは必ず菩提寺の住職の理解を得たうえで手続きに入るようにしましょう。
②お墓はどうすればいい?
お墓が保管されている墓地は返還するにあたって様々な手続きが必要です。
たとえば遺骨を移動する場合には、お墓の中に収められている遺骨の数、それぞれのお名前、命日、納骨日などの情報が必要となります。
管理されている方からは改葬許可申請書に証明印をいただく、埋蔵証明書を発行していただくなどの離檀に伴う手続きをお願いすることになるでしょう。
③「離檀」するのにはいくらかかる?
ここで離檀するに伴って気になるのが「離檀料」でしょう。
離檀料とは、長年お世話になった寺院の檀家を離れる際、寺院側にお渡しするお布施のことです。
このように離檀するにあたってある程度の料金、お金が発生するケースがあります。
といいますのも、この離檀料はあくまで「お布施」になりまして、そもそも寺院側には離檀料の支払いを具体的に請求できる権限はありません。
離檀料は「お布施」ですので特に金額は定めらておりません。ほとんどの場合「お気持ちで結構です」とおっしゃられます。
ですので個人個人によりお気持ちの強さは変わりますので決まった金額が存在しないことになっています。
あえてお布施(離檀料)の相場を挙げるとしましたらかなりの幅がありますが、5万~30万円ほどになると思います。
※金額が大きくなることがありますので計画を立てておきましょう。
④「離檀に伴うトラブル」
中にはご住職さんに申しだてをせずにいきなり「離檀」をしようとしてご住職を怒らせてしまい、法外な金額を請求された。
ということもあります。謝罪をして落ち着くケースでしたらいいのですが、お話が拗れてどうしようもないときは行政書士などの専門家にお願いするようにするのが大切です。
決して自分で解決するのではなく、こういったトラブルを解決してくれるプロの方たちに頼んで解決してもらいましょう。
「 参考URL https://www.gyosei.or.jp/members-search/ 」
ただ、こちらの「離檀料」は前項にも述べたとおり、今まで面倒を見ていただいたお礼としてある程度はお渡しするのがよろしいと思います。
ここで全くお布施を渡さないとなるとご住職様も一人の人間ですのでさすがに面倒を見ていただいた期間を踏みにじるような行為はどうかと思いますし。
なので自分本位だけでなく、相手のことを思いやる気持ちをもって接するのが一番大切なことになります。
自分本位しか無い行いは必ずご自分にも帰ってくることになりますのでくれぐれも気を付けていくのが良いでしょう。
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