常日頃よりお世話になっております。仏壇供養の一休でございます。

 

今回のブログは、本日お伺いさせていただいた大阪在住のお客様との会話のなかで

「毎回同じ花ではなく、季節によってお仏壇のお花を変えてあげたいその方が思いが伝わるような気がするし故人も喜んでくれそう。」というお話をいただき、我々仏壇供養の一休なりにアドバイスをさせていただきました。

 

みなさまにもお伝えさせていただきたいので、まずはお供えするのを控えた方がいいお花を紹介させていただきます。

◆仏壇にお供えする季節を問わないおすすめの花

日本には春夏秋冬といった四季がありますね。それぞれの季節を感じるお花を紹介する前にまずは季節を問わずお供えできるお花をご紹介します。

一般的に季節を問わずに仏花として好まれているのは生産が通年行われており、更に花も長持ちしやすい菊の花やカーネーション、スプレーマムなどのお花がおすすめです。

近所のスーパーや花屋さんで売っている仏花の花束のセットもこのような花を中心に使われていることが多いですよね。

市内から離れたお墓近くのコンビニでも取り扱われていたりもしますので近くを通られた際は覗いてみるといいでしょう。

【季節：夏】にお仏壇にお供えしたい花

次に夏ならではの仏花についてご紹介していきます。

 

夏におすすめのお花は以下のようなものがあります。

夏場は気温が高い季節のため、お水が傷みやすくそれと同時に仏花も傷みやすい季節といえますので、丈夫で長持ちかつお手入れも少なくてすむお花が好まれます。

 

ですのでお手入れを少なくしたい派の方には仏花の定番の「菊」がおすすめです。

 

また夏特有のお花としてケイトウやりんどうなどのお花もいいでしょう。

 

ユリの花も涼しげで夏場にいいですが、一般的には花粉が出やすいお花は仏花には向いていないとされています。

しかしユリの花は人気の高い花であり「故人が好きだった」という理由で添えられる方もおられます。

絶対見ダメというわけではないので検討してみるといいでしょう。

ユリの花など花粉が多いとされているお花を添える場合は、お供えをする前に花粉をあらかじめはらっておくと比較的お仏壇回りが汚れにくく、周りの方への配慮もできてきれいに飾り付けを行うことができますよ。

【季節：秋】にお仏壇にお供えしたい花

次に夏場に比べて気温が下がる秋におすすめしたいお花です。

秋は夏場に比べて気温が下がります。

そんな時期におすすめのお花は、コスモス、センニチコウやススキ、ワレモコウなどになります。

これらの花言葉は赤色のコスモス➡「愛情」、白色のコスモス➡「優美」、ピンク色のコスモス➡「純潔」

ワレモコウ➡「愛慕」、センニチコウ➡「色あせぬ愛」、ススキ➡「心が通じる」となっております。

また、秋の季節はお彼岸があるので、みなさまもお墓参りをする機会があると思いますが、夏に生えた雑草の草抜きなどを墓参りと一緒にしてあげて、お墓をスッキリしてあげると故人やご先祖さまも喜んでもらえるようにしましょう。

【季節：冬】にお仏壇にお供えしたい花

冬は気温が下がり、お花も育ちにくいため最もお花の選択肢の減るシーズンですが、定番の仏花と合わせてスイートピーなどがよく選ばれます。

ただし注意しないといけないのがスイートピーには毒があり、毒のある花は私生活のみならず仏花としてもあまりふさわしくないという考え方が一般的ですので、故人が好きなお花などの理由がない限りはやめておかれるのが無難でしょう。

【季節：春】にお仏壇にお供えしたい花

最後に冬よりも気温が上がり過ごしやすい季節となる春におすすめしたいお花です。

春といえばなんといってもきれいな花をつける「桜」をお供えしてあげたいですよね。

生花店などでもこの季節になると普通に販売されておりますのでそちらを購入しましょう。

また、母の日に贈る定番の花のカーネーションも人気の仏花ですのでおすすめです。お墓に良く映えますよね。

そのほかにも春の季節にお供えする花として人気なものがありますので「春にお供えしたい花」などで入力して一度検索してみてください。

さいごに

今回のブログ記事はいかがだったでしょうか。

今回このお話のきっかけを与えていただいたのが故人の息子様のお話だったのですが、お母さまは非常にお花が好きな方だったようで今回のお話を興味深く聞いていただきました。

私達が春夏秋冬の季節を感じるようにご先祖様も季節を感じるお花をお供えすることはとても喜ばれることでしょう。

私たち仏壇供養の一休のスタッフ全員常日頃からご先祖様を大切にする意識をもつようにさせていただいており、お彼岸などには各自でスケジュール調整をしての墓参りも毎年行っております。

お墓の環境も日にちが経つと変わっていきますのでなるべくは定期的に通うといいでしょう。

また、お仏壇やお墓参りの際には今回ご紹介したような季節に合わせたお花をお供えしてあげたいですよね。

皆様も今回の記事を参考にぜひご先祖様に季節を感じられるお花をお供えしてみてはいかがでしょうか。