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2020.11.18お知らせ
【お仏壇の開眼供養の用意】について
おはようございます!
さっそくですが本日は、以前お客様からお聞きしたお悩みを、共有していこうと思います(^○^)
みなさまにも是非知っておいていただきたいものからご紹介いたします。
「お仏壇の開眼供養(魂抜き)の際に、用意しておくものを知りたいです。」とのことでした。
基本的に、お仏壇を購入していただくとお家にご納品させていただきまして、部屋や仏間にはいられましたらまずは、「開眼供養(かいげんくよう)」または「魂抜き(たましいぬき)」という、お仏壇やお位牌などを購入した際にご住職様にお経をあげてもらう一番最初の儀式を行います。
その際に何が必要かということですね。
まず、「開眼供養」とは簡単には文字通り「眼を開く」という意味なのですが、「かいがんくよう」ではなく「かいげんくよう」と読むのが正しいです。
この読み方によって意味が違ってくるらしく、
「開眼(かいがん)」
だと、目の手術などをして、目がよく見えるようになった。などの意味合いで使われ、
「開眼(かいげん)」
ですと、悟りをひらく。などの意味になります。
つまり、「開眼供養」とは「お仏壇の悟りを開く儀式」という意味になりますね。
ちなみに、浄土真宗では「開眼供養」と言わずに、「御移徙(おわたまし)」といいます。
この下2文字の「移徙(いし)」という言葉が「移転する」というような意味があり、それを丁寧にいうと「移徙(わたまし)」と読みます。
そしてその際に必要なもの、
まず最初に一番大事なもの、
「お布施袋」
こちらはお寺さまにお渡しする「お布施袋」なのですが、「開眼供養」とは「慶事」、つまりお祝い事とされるのです。
お仏壇を買われるということはいわゆる、「お家ができた」ということになり、お祝いになります。
赤白の水引きで、結び切りのものを使用してください。
たまに、赤白の水引きに熨斗があるものがありますが、熨斗は無いものにしてくださいね。
なぜ熨斗を使わないかといいますと、熨斗というのは昔はアワビを使っていたようでして、仏教ですのでナマモノはNGと言うことから、熨斗は使わない方が良いとされています。
次に、お仏壇の中にお供えするもので、
まずご本尊さまの前に置くご飯を
「お赤飯」
にします。お祝い事なので、これは身近な風習ですね。
高坏(たかつき)というお供物を置くところには、
「紅白のお餅(もしくはお饅頭)」
です。紅白のお餅はすぐに手に入りにくい場合もございますので、紅白のお饅頭で代用していただいても構いません。
次の、ろうそくは、
「赤色のろうそく」
をご用意してください。
お花は、
「明るい色のお花」
をご用意してください。
スーパーやお花屋さんなどでも「仏花(ぶっか)」が置いてありますので、そのような賑やかで色鮮やかなお花が好ましいです。
あとは、
「御膳(精進料理)」
で、御膳されるところには「精進料理(しょうじんりょうり)」をご用意していただいて、その際のご飯もお赤飯にしてください。
※浄土真宗では「御膳」はしません。
※「精進料理」とは、肉や魚などを使わず、豆腐や野菜などの植物性の材料で作られた料理のこと。
簡単なご説明になりましたが、「開眼供養の際に用意するもの」は以上になります。
参考にしていただければ幸いです( ´ ▽ ` )
また何か、わからないことや、困ったことがあればいつでもご相談くださいませ。
仏壇供養の一休
投稿者 岩城
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