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2019.12.20お客様の声
仏壇仕舞い、遺影処分について〜仏壇供養の一休より
こんにちは、仏壇供養の一休です。
仏壇じまいのご相談をいただく際に、「そういえば遺影の処分ってどうしたらいいの?」とよくご質問をいただきます。
・仏壇じまいを行う際にお仏壇の周辺を整理していると、
引き出しや押入れなどからたくさんの遺影が出てきて処分をしたい。
・引っ越しをすることになったが引っ越し先に仏間などはなく、
今飾ってあるご先祖の遺影を飾る事ができないので処分をしたい。
・ご両親や祖父母の遺影だったら取っておくけど、顔もしらないご先祖様のものまでいつまでも保管しておくのも枚数も多くて管理ができないから処分をしたい。
さまざまな理由で遺影の処分を迫られる時があるかと思います。
本日はそんな案外知られていない「遺影」と「遺影の処分方法」について
一休が行っているサービスも合わせて、お話をさせていただきたいと思います。
≪遺影とはなにか≫
お葬式の際に個人を偲ぶ目的で作られる、肖像画や写真で祭壇の中央部分に飾られ、葬儀後はお壇の近くなどに飾られています、家によっては床の間などにお仏壇に眠る代々のご先祖様の遺影がずらっと並んでいたりします。
≪遺影の扱いについて≫
案外知られていませんが、基本的に遺影には仏教的な意味合いは特にありません。
ですのでそのまま処分をされても問題はありません。
ただし、お仏壇に入られる時の開眼供養でお仏壇や位牌と同じように遺影にも魂いれをする場合も多く、そういった際には遺影にも魂が宿り、仏教的な意味合いを持つものになるので粗末に扱うのは避けたほうがよいでしょう。
ですが、いくらそのまま処分をしてもいいよと言われても、遺影をゴミとして処分するには中々気が引けるかと思いますので処分の方法についても覚えておきましょう。
処分について
・閉眼供養・閉眼法要(魂ぬき)を行う
宗派にもよりますが、故人がお仏壇に入る際には開眼法要(魂入れ)を行い、お仏壇や位牌・遺影に魂を宿らせて供養の対象とします。
閉眼供養とはお坊さんにお経をあげていただき、位牌や遺影から魂を抜きお経によって浄土へ導いていただくことになります。
開眼法要を行った菩提寺や宗派のお寺をご存知でしたらそちらにご相談いただいても結構ですし、開眼法要をしたかどうかがわからない場合や当時今お手元にある遺影の故人の時代にお世話になっていた菩提寺がわからない場合や、宗派がわからないなどの場合は、私どものような専門の業者などに相談をしていただければと思います。
ただし閉眼供養に関しては、仏壇や位牌と同時にする事が多く遺影単体ではお寺で断られる場合もあります、そういった場合にも専門業者でしたら、遺影単体での閉眼供養を受けてくれる懇意のお寺があるのでおすすめです。
・お焚き上げ
閉眼供養を行い魂抜きが終わった遺影は、故人のお写真としての取り扱いで結構ですが、一般的にはそのまま処分するのではなく「お焚き上げ」という形で供養を行います。
焚き上げ供養とは全てのものには魂が宿るという日本人の考えの中で、感謝の心を込め焚き上げを行う事で、浄土へお返しするという意味合いで行うものですので、遺影の最終的な処分の方法としては最も望ましいものになります。
これも菩提寺などでお願い出来ればいいのですが、難しい場合には専門の業者などに依頼をして、お寺などを紹介してもらいましょう。
遺影の処分の際はよく相談をして
遺影故人を思い返す大切な思い出ですので、お焚き上げをして完全に消失してしまうのではなく、お焚き上げ前にスキャナやデジカメでの撮影を行いデータとして残しておくのも1つの方法かと思います。
一度処分をしてしまうと復元をするのが難しいものですので、仏壇じまいと同様に遺影の処分も親戚や周囲の方とよく話し合いをしてから行うようにしてください。
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