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2020.02.07お知らせ

~仏壇供養の一休より~私たちの最新仏壇事情をお伝えいたします。

さて2月にはいり、たまたまネットの記事で仏壇についてのこんな記事を拝見することがありました、内容は『日本人の「仏壇離れ」が招いた意外すぎる副作用』というもので大変興味深いものでもありましたので、記事のご紹介とそれにまつわる日本人の「仏壇離れ」について我々仏壇供養の一休としての所感を述べていきたいと思います。

日本人の仏壇離れが深刻化?記事の内

 

https://toyokeizai.net/articles/-/325674 記事はコチラ

 

きっかけとなったのは『お客様にいただいた手土産をいきなり仏壇に供えられて不愉快な思いをした』といった趣旨のTwitterへの投稿だったとのこと。

 

現在、昔に比べると日本人の仏壇離れが加速しており、仏壇がある家の減少やそもそもの仏壇の生産量が減少、本来仏壇を小売りする業者ですらも『仏壇ジマイ』などと銘打ち、その流れが浸透しているということでした。

 

このような流れから、本来はお客様からの頂き物を仏壇にお供えしたのち、仏様からのおさがりとして後程お土産などをいただく、つまり感謝の意を仏様、お客様双方に伝える方法として行われていた「お仏壇へのお供え」という行為が、「お客様に失礼、不快」という感情に伝わってしまうように時代が少しずつ移り変わってきているということになります。

 

言葉では伝わらない感謝を所作や行動で表現する。

 

欧米の方には日本人のわかりにくい部分といわれつつも、このような事象が実際に日本で増えてきているとお聞きすると、なんだか少し寂しい気持ちになります。

実際に仏壇離れの減少は起きているのか?

 

正確な基準や数値はなかったものの、近年お仏壇供養の仕事をしている私たちもお客様のお話やご供養の件数が増えていることから、特に若者の仏壇離れについて感じるところはありました。

 

実際には2012年の第一生命の調査ではお仏壇が家にあるという回答は約40%という回答で”子供のころ仏壇が家に合った”という60%の回答と比較すると、お仏壇がある住居自体が減ってきているということがわかります。

 

また、お仏壇自体の製造も466億円(2003年)から316億円(2017年)と100億円以上の生産性の低下が見られ数字の面においてもお仏壇離れが日本で進んできているというデータが見られました。

 

また、お仏壇がある家の文化が薄れていっているのには、おひとりで暮らされる『独居高齢者』の方が爆発的に増えてきていることも問題かと思います。

 

内閣府による調査によると65歳以上の一人暮らしの者の増加は男女ともに顕著で、1988年には男性約19万人、女性約69万人、65歳以上人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2%だった独居高齢者の割合が2015年には男性が約10倍の192万人、女性は400万人へ。

65歳以上の人口に占める割合は男性で13.3%、女性で21.2%と増加の一途をたどっています。

 

これらの人口の上昇は単純にお仏壇を引き継ぐことが出来ない高齢者の数の増加となりますし、生活や住居の欧米化に伴い仏壇を引き継ぎたくない家族様などの影響でやむ負えず、お仏壇を何らかの方法でお片付けしなければいけなくなってしまう原因にもなります。

 

いうまでもなく、今後日本の高齢者人口自体が爆発に増えていく『超高齢化時代』に伴い、さらに仏壇離れが今後進んでいく現状はもはや避けられない現状となっております。

正しい仏壇ジマイの方法は?

 

これまでご説明してきた諸事情により、お仏壇を手放さざるを得ない方は今後増えてきますが、皆様は正しいお仏壇のご供養の方法を知っていますか?

 

実はお仏壇は市町村で定められた方法で粗大ごみとして廃棄することも可能です。

しかし、実際に粗大ごみ置き場にお仏壇がおかれている場面を見ることはほとんどないですよね。

 

お仏壇はご先祖様の魂が宿る場所ですので、このような廃棄方法は良くありません。

またお仏壇をこのような方法で廃棄するところをご近所の方に見られるのがいやだという方も多いと思います。

 

ですので、実際にはお坊さんによるご供養を行い魂を抜いてから、魂の入っていない状態にしてから廃棄することをおすすめします。

 

方法としては

 

  • ご自身で手配され行う
  • 業者に頼む

 

の2つがありますが、ご自身でこの作業を行うとまずお坊さんに魂抜きを依頼する必要があります。その際お坊さんには「お布施」という形でご供養を依頼しますが、この場合明確な料金設定はなく料金が不透明になりがちなことも多いです。

 

また魂抜きを行った後のお仏壇の搬出に関しても重量が非常に重く、運ぶのが大変であったり、いかに魂を抜いた後のお仏壇であってもやはり粗大ごみとして出すのはご近所の方の目が気になるという問題もあります。

 

そういった方たちは処分業者に頼む、ご自身で処分業者まで持っていくこととなりますが、その場合トラックの確保や、処分業者にさらに料金を払わなければ行けないため結局コストがかなりかかってしまうケースも多いようです。

 

我々『お仏壇供養の一休』ではこのようなケース避けるため、お仏壇のお坊さんに魂抜きからお仏壇や仏具の回収、搬出、その後の処分まで一手にお引き受けします。

 

また、その作業全般にかかる料金は明確な料金設定で行い、最初のお見積りの時点ではっきりと提示させていただきますので非常に安心してご利用していただいております。

 

基本的にはお仏壇を回収させていただいてから提携しているお坊さんのもとへお持ちし、供養しているご様子を写真で納め、提示させて頂く形になります。

 

お坊さんに直接ご自宅へ訪問していただきお客様の目でご供養の様子を見ていただく訪問供養のサービスもオプションでご用意しております。

 

宗派のオプションやその他のお仏壇供養に関する質問も受けつけておりますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

 

搬出の作業は目隠しのシートなどで隠して速やかに回収を行わせていただきますので、ご近所様の目も特に気になりません。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回ご紹介した記事のように、日本人のお仏壇離れが現代進んできています。

 

数年前までは誰もがほとんど違和感のなかった「頂き物を神棚やお仏壇にお供えする」という感謝の気持ちを伝える行為が失礼と感じたり、違和感を感じるなどの意見が出てくるほどお仏壇やご先祖様のご供養についての知識や習慣がどんどん希薄になってきている世の中になってきています。

 

しかし、今回の記事へのTwitterなどのでの反応を拝見していると、否定的なご意見も多く「仏壇へのお供えは良いことでそういう認識である」「なぜ手土産をいただく方がそこまで(仏壇にお供えしますと一言必ず添えるなど)配慮しなければいけないのか?」などの意見がまだまだ大多数です。

 

少しづつ時代は変わりつつも、まだまだ大多数の若者を含めた日本人が今回の記事で出た仏壇離れの事象について、違和感を感じているということは少しほっとした部分でもあります。

 

変わりゆく時代に対応しつつも大切な習慣を守るため、我々仏壇の一休は今後もより丁寧でお客様にご納得できるようなお仏壇のご供養を追求していきます。

 

専門的な知識を持ったスタッフが常駐しておりますので、お困りの方は是非一度お気軽にお電話にてご相談下さい。

 

長文でしたが最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。

 

仏壇供養の一休