『大きい仏壇を移動したい!』そんな時はご供養じまいもご考慮ください | お仏壇の処分・引取り・回収なら【仏壇供養の一休堂】

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2020.11.27お知らせ

『大きい仏壇を移動したい!』そんな時はご供養じまいもご考慮ください

お世話になっております。仏壇供養の一休です。

本日は大阪市平野区のお客様にご依頼をいただき、お仏壇供養と処分のお手伝いをさせて頂きました。

今回のお客様はもともと、ご自宅にあるお仏壇を別の部屋に運搬される際にお仏壇が大きくて困っているという趣旨でのお問い合わせをいただきましたが、結果的にはお仏壇のお手入れが難しくなったということでご供養じまいさせて頂くというかたちになりました。

お仏壇は非常にサイズの大きいものが多く、やむを得ない事情で運搬される際に非常にこまります。

今回は同様のお悩みを持つ方に向けて、仏壇の運搬(引っ越し)とお仏壇の供養(ご供養じまい)についてご紹介していきたいと思います。

今回のケース(70代女性)

はじめに今回のお客様のご依頼内容と経緯についてご説明します。

お客様はおひとり暮らしをされておりましたが、転倒と骨折をきっかけに寝室からお仏壇を設置しているお部屋までの移動が困難になったため、お仏壇の移動を検討されているとのことでした。

お仏壇の移動(お引越し)の際にはご供養が必要です

今回ご依頼いただいたお客様はご存知ではありましたが、実は仏壇は大きく移動する場合(和室から他の部屋、または違う家までの引っ越し)『閉眼供養』と『開眼供養』というご供養をお坊さんによって行っていただく必要があります。

閉眼供養とはお仏壇からご先祖様の魂を抜きだしていただく作業で開眼供養とは一度抜きだした魂をお仏壇に再度込めていただくご供養になります。

なぜこのようなことをするのかというとお仏壇(ご位牌)に魂が宿った状態での大きな移動や処分を行うことは良くないとされているからです。

わかりやすくいうとお仏壇はご先祖様の死後、魂が宿る家のような物になります。

そのような場所(家)に入ったまま動かされるというのは失礼にあたりますよね。

選択肢として、ご供養じまいを行うこともできます

今回のお話をお聞きして、お客様は非常にお仏壇、ご先祖様を大切にされており非常に素晴らしい方なのだなという印象を受けましたが、同時に

「寝室に移動したお仏壇の日々のお手入れはどうなされるのだろう・・・。」

という疑問も沸いてきました。

そこで今回は事情を加味してお仏壇の移動ではなく、ご供養じまいの流れ(業者に依頼いただいた場合)の対応も可能であることをご本人様にお話させていただきました。

ご供養じまいとは字のごとくお仏壇の継承が困難になった場合、お坊さんの供養を経てお仏壇を処分してしまうことをさします。

これに関しては、これまで大切にしてきたお仏壇をご自身の代で途絶えさせてしまうことに対して後ろめたいという方も多いと思いますが、

正しいご供養によってお仏壇処分を行うことは決して悪いことではありません!

むしろ、お仏壇のお手入れを行わず放置してしまうような状況になるのであればご供養じまいを行う方が良いケースもあるということをお伝えさせていただきました。

またお仏壇の移動ではなくご供養じまいとすることで費用面にもメリットがあります。

お仏壇の移動に関してはお仏壇からの魂抜き(閉眼供養)と移動先のお仏壇への魂入れ(開眼供養)の2つの供養が必要となります。

それに比べて仏壇処分の場合はお仏壇からご先祖様の魂を抜きご供養を行う魂抜き(閉眼供養)だけであるため2つの供養と比べて費用面も抑えられます。

閉眼供養が終了したお仏壇は魂の宿っていない「箱」です。

そのため、その後の処理としては粗大ごみに出したり、我々のような業者によって正しい方法で廃棄処分を行う必要があります。

これらに関して詳しいご説明をお客様にさせていただいたところ、そういうことであれば「ご供養じまい」の方向でというご希望をいただきましたので本日実施させていただいた次第でございます。

お仏壇の供養についての詳しい内容については別途で解説している記事が当サイトに多数ございますので是非そちらをご参照ください。

大阪市でお仏壇の移動を検討されている方は是非『一休』までご相談ください

いかがだったでしょうか。

今回のようにお体を悪くされた事情もあり仏壇の移動を検討されている場合をはじめ、ひとまず大きく仏壇を移動される際は魂入れと魂抜きの両方が必要になることがご理解いただけたかと思います。

仏壇の手入れが難しくなっている場合は仏壇のご供養じまいというのも立派な選択肢になります。

今回サービスをご利用いただいたお客様からは

「最初はご先祖様に申し訳ないような気にもなったんですけど、自宅にお坊さんが来てくれてちゃんとしたご供養をしてもらえたのでそのような不安なく、安心した気持ちで同席することが出来ました。今では仏壇の移動ではなくご供養じまいという方法を選択して良かったなと思っています。」

といったうれしいご意見もいただいております。

我々一休では仏壇のご供養全般をお任せいただけますので今回ご紹介したお仏壇の移動に伴う開眼供養と閉眼供養の両方について提携しているお坊さんの手配を行わせていただきます。

同様のケースでお悩みの方は些細なことでも大丈夫ですので是非我々までご相談ください。