仏壇供養について~購入から処分まで~ | お仏壇の処分・引取り・回収なら【仏壇供養の一休堂】

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2019.03.10お知らせ

仏壇供養について~購入から処分まで~

仏壇購入時は「開眼供養」、仏壇処分時は「閉眼供養」が必要!

 

現在、お仏壇や位牌を購入される方、購入検討されておられる方もいらっしゃると思います。

お仏壇や位牌というものは購入した時点では「単なる箱」にすぎません。

ここでは購入してから処分するまでの流れ、費用などを独自調査にてお調べいたしましたので、ご参考いただけたらと思います。

開眼供養とは?

仏壇や位牌などを新しく購入する際にお坊さん(僧侶)にお経をいただ(読経といいます)儀式のことを言います。

お経をいただくことにより仏壇、位牌の中に霊験が宿ります。

こうして開眼供養をすることにより、毎日手を合わせて拝んだり感謝をしたりする対象になるというわけです。

ちなみに「開眼」の意味はもともとは仏像の目を開くという意味になります。

お墓を改葬した場合も同様に開眼供養を行い、呼び方としましてはお墓開きと呼ばれます。

あと、浄土真宗の場合は目を開く、魂を入れたりなどの概念がなく、御移徙(ごいし、おわたまし)などの名称になります。

開眼供養は四十九日などの節目に合わせて、新しい位牌や仏壇の開眼供養をする際には、仏像をお迎えするという慶事と、弔事を続けて行うことになります。

慶事と弔事が同時に行われる際は「のし袋」の使用に迷うこと方が多く、実際の開眼法要の「のし袋」は慶事用の物を使います。

開眼供養は仏壇を更地の状態の所に建てるのでしたら特に問題は無いのですが、お墓の移動、お墓や遺骨などの処分は必ず閉眼供養をしてからにしましょう。

ここでお墓を改葬する際の流れの確認をしておきましょう。

➀まず、閉眼供養をしてもらいます。

②そのあとに遺骨を取り出します。(新しいお墓の用意ができるまでは家化お寺に頼んでみてもらうようにしましょう。)

③預かってもらっている間に石材店などで新しいお墓を建ててもらいましょう。

④お墓が出来上がりましたら僧侶に来てもらい開眼供養を行った後に納骨します。

閉眼供養は身内などで行うのが一般的でして、逆の開眼供養はおめでたい事になりますので、できる限りはたくさんの方に出席していただくのが良いでしょう。

 

お次に開眼供養をする前についてのことを述べておきます。

(基本的な流れになりますので地域などにより違いがある場合がございます。)

➀いつ供養をするのかを決めます

②希望の日にちが決まりましたらお寺に連絡をして来ていただけるのか確認。

この時に開眼供養だけ行うのか、四十九日や年忌法要、納骨式も併せて行うのかもしっかり伝えます。

お墓の場所、行き方などもしっかりと相談の上決めておきましょう。

③お布施の用意

閉眼供養を行う際は僧侶に着ていただく必要がありますので「お布施」が必要です。

その他、霊園や石材店などにお礼、僧侶に対するお車代が必要な場合もあります。

地域により金額がバラバラだったりしますのでよくわからない場合は

家族、親せきや兄弟などに聞いたりしてそれでも解決しなければ僧侶に相談する。といいでしょう。

基本お布施は施主が用意します。

参列者はお布施の用意は必要ありませんが、お祝い金として「開眼供養御祝」や「開眼御祝」、「祝建墓」と布施袋などに表書きをして用意をして、お渡ししてあげると喜ばれると思います。

お布施の包み方、金額は以下を参照ください

・お布施、、、30000円~

(お布施の料金は読経していただく人数、お寺の方用の方法により変わります。)

・お車代、、、10000円

(交通費、ガソリン代などです。マナーとしてお支払いするようにしましょうこちらで送り迎えする場合などは必要ありません。)

・御膳料、、、10000円

(開眼供養が終わった後は食事会が一般的です。たいていの場合、お忙しいのでお坊さんから辞退される場合がほとんどになります。お食事の代わりにお渡ししましょう。もちろん参加される場合は必要ありません)

お布施の包み方

包み袋として開眼供養のみの場合は、紅白の水引で熨斗の付いていないものを使用します。

お車代、御膳料はそれぞれ別の封筒に入れるようにしましょう。

お布施も白封筒で大丈夫です。

参列者の場合は、施主との関係もありますが、法要後にお食事に誘われているのなら1万円ぐらいを包むのが一般的です。
お墓が新しくできたとお祝いという考え方になります。
「おめでとうございます」という言葉を添えて渡しましょう。

供養におけるマナーとは?

開眼供養のみならず、お墓詣りに行く際はできるだけ黒の礼服で行くようにしましょう。

打ち合わせの時などに「平服で」と言われた場合、女性はカジュアル過ぎなければ黒かグレー系のワンピース、スーツでもOKです。

たとえどんなに暑い夏場などでも、生足はNGで黒か肌色のストッキング、黒のハイヒール、黒のパンプスでいくのがマナーになります。

男性は礼服化ビジネススーツで対応可能です。

(カジュアルなものはNGです)

ネクタイは礼服の場合は黒、ビジネススーツならグレーなど、派手にならないように配慮しましょう。

時計やアクセアサリーは男女ともに外しておきましょう。

開眼供養は本来、慶事事になりますので服装はブラックなどではなく派手過ぎなければいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、周りを見渡せばほかの方やほかのお家のお墓がありますのでなるべく落ち着いた服装、身だしなみにしましょう。

※開眼供養は厳粛な行事ですので、間違っても白のTシャツにジーパン、サンダルなどで臨んではいけません。

お供え物

開眼供養時のお供え物は、季節の果物、野菜、昆布やそうめんなどの乾物、お菓子や故人の好物、清酒か焼酎などのお酒、生花などを用意します。

そのほかにもお餅や生米、ろうそくや線香、裁断などを用意する場合もありますので周りの方などに相談してみましょう。

(納骨式も同時に行う場合)

生まれ故郷を離れて独立しているのでお墓がない、という方も中にはいらっしゃいます。

ではそのような時はどうすればいいのでしょう?

基本的にはお布施の金額は開眼供養と一緒の金額で大丈夫です、ただしこちらも地域や風習により違いがありますのでご注意を

納骨式は弔事になりますので包み袋は黄白の水引のついたものにします。

間違っても紅白の水引きが付いたものは使用してはいけません)

表書きは、「開眼法要御礼」または「建碑入魂御礼」と書きます。

お供え物は一般的にはお花、昆布やわかめなどの海のもの、山のものとして季節の野菜、果物、お酒、丸餅、線香、ロウソク、お菓子、お米、お塩などがありますが、宗派により違いがありますので事前に確認をしましょう。

 

接する機会の少ない納骨式では、知らないマナーも多いと思います。

事前に知っておくと突然のことでも対応することが可能になります。

施主は手続きや用意などでなかなかの大変さではあります。

ですので予定が決まりましたら関係者の方々などに相談をして計画的に進めていくのが最も失敗しにくいかと思います。

開眼供養に関しても同様に、事前に知っておくことで何かと役に立つ時がきっと来るはずです。

開眼供養や納骨式はご先祖様や故人が安らかに眠れるようにするものです。

地域や宗派、お墓のある場所により違いがあるなど頭を抱えるところもありますが、経験される回数が決して多くないことだけに、しっかりと対応していくことが大切だと思います。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。