仏壇供養の一休より〜遺骨について〜 | お仏壇の処分・引取り・回収なら【仏壇供養の一休堂】

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2020.08.02お知らせ

仏壇供養の一休より〜遺骨について〜

真夏の日差しが厳しい日中となっておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?

仏壇供養の一休です。

今回はお仏壇の中に保管されている方もおられる「遺骨」について触れてみたいと思います。

少し難しい感じや文字などが出てきますが気楽に読んでいただけると幸いかと思います。

 

さて、皆さんは遺骨を処分するということを考えたことがありますでしょうか?

一般的には遺体を火葬した後、遺骨となりますよね。

同じ日本国内でも東日本、西日本で流れが少し違ってくるようですが、残骨供養堂や永代供養堂に埋葬したり、骨壺に入れてお墓か納骨堂に納骨するのが一般的です。

しかし最近では、墓じまいやお墓の改装、遺品整理をしている時に遺骨が出てきたなど、さまざまな理由で遺骨を処分したいと考えている人が多いようなのです。

私たちもお客様宅にお伺いさせていただく際にお目にかかることもあり、またお仏壇の中に大切にしまわれている場合など様々なケースで出会うことがございます。

中には入れ物が遺骨ではないことなどもあり、外見では判断しにくいこともありますので必ずお仏壇などの処分するときは全ての入れ物、封筒の中身を確認しましょう。

遺骨の最も難しいのが最終処分の方法かと思います。

ただ、人生を通じて何回も経験することがない事にはなりますので実際どうすればいいか分からないと思います。

ここで注意しないといけないのが処分方法が分からないからといって、その辺に捨ててしまうのは大変危険でリスクがあります。

それは日本の法律によりルールが決められており、その内容は刑法190条、「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する」となっておりこれに当てはまりますと、法律に違反することになるので逮捕されてしまいます。

正式な流れに沿ったものであれば、法律に触れたりすることなく安心、安全に処分することが出来るので、今回はその処分方法について簡単にご紹介させて頂きます。

世間的にも認識が薄い「散骨」。

実際に遺骨を処分するのにどのくらいの費用がかかるのかと心配する人も多いと思います。
なるべく費用をかけたくないという方には、手間と時間はかかりますが費用なしで、法にも違反しない方法に基づいて自分で遺骨を粉砕して散骨するといいでしょう。

その費用をかけずに処分する方法には2つのポイントがあります。

まず1つ目は遺骨を「骨」だとわからない状態まで砕くことです。
破れにくい厚手のビニール袋に入れ、タオルなどで巻いて、ハンマーなどを使って細かく砕くと良いでしょう。

二つ目に、他人など第三者となる方が不快にならない場所に遺骨を撒くということです。
その散骨したい場所に地権者や建造物所有者がいる場所、権利保有者がいる場所への散骨は権利者の許可が必要になり、許可なく散骨した場合には罰金刑などが科せられるので気をつけたいものですね。

上記の方法でも処分は可能ですが、1番トラブルが少ないことで知られているのがは海上や海岸だと言われています。(海洋散骨と呼ばれるもの)

他には山林や自分の庭の保有者がご自身かつ、今後売る予定がないのであれば自分の家の庭に散骨する人も増えているようです。

ただいくら費用がかからないからといって、遺骨を全て2mm以下に砕くというのはとても根気のいることで時間も体力も消耗してしまいますし、ましてや心理的にも故人の骨を砕くのは難しいという人もいるかと思われます。

業者に依頼するにも粉骨だけをしてもらうように依頼する場合、粉骨から散骨まで一任して依頼する場合などのプランがそれぞれあるので、御自身にあった方法、ご予算に合わせて依頼するのも良いでしょう。

粉骨を業者にお願いする際は平均的な価格としては約9千円〜1万2千円円ぐらいの費用がかかります。(地域、遺骨の量などで変動があります)

ご自身での遺骨を砕くハンマー代や砕いた後の後片付けの事を考えたら、少しお金を払ってでも業者に依頼するのが良いかもしれませんね。

御自身の所有地やお庭などに散骨を考えている方には粉骨だけを業者に依頼する方法が最適だと思います。

しかしいざ、御自身の所有地以外で御自身で散骨しようと思うと、人目が気になるものです。
そう言った場合にはどこに散骨したいか、散骨するべきかを頭の中に入れておき、その場所に沿ったサービスをしてくれる散骨代行業者に依頼することも可能ですので頭に入れておきましょう。

代わりに散骨をお願いする形になりますのである程度の費用はかかってしまいますが、遺骨の粉骨、散骨の実施、骨壺の処分まで一括で行ってくれるので考えようによってはとても便利だと思います。

そして散骨のニーズが高まるとともに、様々なサービスが充実している業者も増えています。
それに伴い業者によって値段も様々です。

プラン例としては船の手配をしてもらい同乗してご自身で散骨する方法、遠方に住んでいるので散骨しに行く時間が取れない方は全て代行してくれるプランもあり、その散骨の様子を後でDVDなどの映像で確認する方法、プランもあります。

あまり表立って出てきませんが中には悪徳な業者も隠れており、業者に依頼を考えている方は口コミを見たり実績調査をしたり電話対応の感じなどを確認してからしっかり下調べをして安心して任せられる代行業者を見つけましょう。

もし調査をされて信頼のおける業者がおられない、見つけられないときは故人が好きだった場所に散骨してあげるということも最終的な方法の一つとしてかんげえてもおきましょう。

私たち仏壇供養の一休でも他業者さんを参考にさせていただき、今後は対応できるようにさせていただこうと検討中でございます。

お客様のお声により更なる業務の幅もkぁくだいさせていただこうとも考えておりますのでご意見などございましたらメール、お電話問わずにお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。