お墓参りの時期:お彼岸やお盆の意味は?時期について解説 | お仏壇の処分・引取り・回収なら【仏壇供養の一休堂】大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・三重・淡路島・和歌山

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2020.06.08お知らせ

お墓参りの時期:お彼岸やお盆の意味は?時期について解説

お客様の声:お墓参りの時期、お彼岸とお盆の違いは?

「お盆とお彼岸はどうちがうのか?」

 

日本人として生活されてこられた方であればこの2つはそもそも意味や時期が違うことはお分かりになるかと思います。

 

しかし、明確に2つの時期の意味の違いを理解できてはいないかと思います。

 

今回の記事にいたった経過も

 

「お盆とお彼岸の2回の時期にお墓参りをした方が良いことは理解しているんだけど、そう何回も親戚で予定を合わせて行くのは困難なんです。なので優先順位を付けるとしたらどちらの時期を選んだほうが良いんですかね?」というご質問がきっかけでした。

 

さて皆様はどちらを優先するか・・・判断がつきますか?

どちらを優先するべきか判別するためにまずは「言葉の意味」から掘り下げてみましょう。

●お盆の意味

時期:1回/年、8月13日~8月15日

 

この記事を読んでいるほとんどの方はすでにご存知かもしれませんが、お盆の時期は最もお墓参りに行く方が多い時期でもあります。

 

お盆とは年に一回、ご先祖様の魂があの世からこの世に帰ってくるといわれている時期でお迎え入れ、供養する時期とされています。

 

「お盆」の『盆』は字のごとくお供え物を乗せる盆のことを表しており仏教に古くから伝わる風習です。

 

地方によってお盆の時期に行う風習は異なりますが、13日から迎え火という日を焚き、16日には送り火と呼ばれる火を焚きご先祖様の霊を送りだしたり、ナスやキュウリなどの野菜とお米、サトイモの葉を使った水の子というお供え物をしたり、お盆の風物詩といえばナスに箸を刺して馬のような飾りを作る精霊馬が有名ですが、そちらもご先祖様があの世に帰るための馬を用意するという意味が込められています。

 

このように手法は違えどお盆には様々なご供養が行われます。お墓参りもその一環と言えますね。

 

その他にも『盆踊り』は本来15日の夜に行われるものです。15日の夜はご先祖様がこの世に残る最後の日ですので盛大に送り出そうという意図があるわけです。

 

お盆の時期にお墓参りに行くのはこのような理由からというのと、時期的に学校の夏休みなどの時期とかぶることから帰省などのシーズンと一緒に行けるというのが利点ですね。

 

またお盆の中でも「初盆」は特別な意味を持っているといわれます。

初盆は亡くなった方の四十九日が終わってから初めて迎えるお盆のことを言います。

初盆では遺族だけでなく親族や友人などを呼びしっかりとした法要や会食などを行う場合が多いですので覚えておいて損はないですね。

お彼岸の意味

時期:2回/年(春彼岸:3月21日ごろ、秋彼岸:9月23日ごろ)

 

お彼岸はお盆と違い年に2回あり、春分・秋分の日を中心に前後3日の7日日間をさします。

 

「彼岸」という言葉の意味は煩悩を脱した悟りの境地、三途の川をはさんだ向こう側、つまりあの世のことをさします(ちなみにこちら側の世界、つまりこの世のことは此岸と呼びます)。

 

もともとは春分・秋分の日のように太陽の動きが特別なこの時期に煩悩を取り除く修行を行う期間という意味があったようですが、日本ではお盆同様お休みがとりやすく家族様が集まりやすい時期であり、お墓参りをするという習慣は基本的にはに日本独自の風習ということです。

その他の時期、お盆とお彼岸の優先度は?

お盆やお彼岸以外にも親戚が集まりやすく、一年の始まりとしてわかりやすい年末年始や、コチラも節目としてわかりやすい故人の命日などがお墓参りの日取りとして人気です。

 

ただし、前提としてはお墓参りにはNG(いっては行けない)日取りはないということです。

 

友引や仏滅などを気にされる方もおられますが、仏教的にはこれらはお墓参りの日取りとは何も関係がありません。

細かい日取りよりも故人の為にゆっくりとお墓参りやお墓の清掃が出来る日取りを選んでもらうのが一番です。

 

夏休み等とかぶるためお盆の墓参りが最も優先されるように感じますが、決まりとして優先順位はありませんということをだけはお客様にお伝えするようにしております。

(墓参りを作業と思わず、故人のことをゆっくりと思うお時間を選んでいただいた方がきっとご先祖様も喜ばれると思います。)

お仏壇供養は一休にお任せ下さい!

ここまではお墓参りにいくことを前提にお話をすすめてきました。

 

しかしこの記事を読んでいただいている中には「お墓が遠方にあり、年に何回もお墓参りに行くのは困難」という方や「親戚が誰もお墓の面倒を見てくれないので今後継続するのが難しい」というそもそもお墓参りが難しいと感じている方も多いと思います。

 

実際そのような相談も多いため、我々としては墓じまいや永代供養という道もご提案させて頂いております。

 

その際はお仏壇のご供養をどうされるかという問題も生じます。

 

我々「仏壇供養の一休は」皆様やご先祖様が大切にされてきたお仏壇を安心価格、丁寧なサービスでご供養のお手伝いをさせて頂いております。お墓の件とあわせてお悩みの方は是非我々までご一報をいただければお力になります!

 

最後に

ここまででお盆やお彼岸の意味について解説してきました。

 

皆様もなんとなくそれぞれの時期の意味について理解されているかもしれませんが、本来の意味を少しひも解くことによって、

 

なぜこの時期にお墓参りをする必要があるのか?親戚が集まって法要を行う必要があるのか?ということについて少し理解が深まれば幸いです。

 

人間というのはどうしても意味があるものに価値を求める傾向があります。

 

これまでは意味を感じれず「わざわざ親戚で日程を合わせて遠くのお墓に行くのは億劫だな…」と感じていた方々もおられると思います。

 

そんな方々は是非今回の記事を参考にご先祖様のお墓参りに行ってみてくださいね!