本当に無料で仏壇、仏具の回収、処分ができるのか？

みなさんが疑問に思われる最初のポイントですね。実際の所無料での回収、処分は不可能に近い、と言いますか不可能です。

なぜかと申しますと単純ですが、お金をいただかないと生活ができないからです。

世間一般的に言われる生活費（食費、住居費、光熱費、水道代、交通費などです）が入ってこないことには生活が成り立ちませんし、まして会社を存続させることなど不可能なのです。

よって、依頼主に代わり何かを行う業務を主としている業種では「無料は不可能」なのです。

 

次にこういった業者がどうやって利益を出しているかですが、

回収、処分を行い業車が利益を出すためには、集めたもの（仏壇、仏具）をお金に替える、もしくは代行の手数料をいただくの２つの方法があります。

ではどこに持って行ってお金に替えているのでしょうか？

「リサイクルショップ？」仏壇を買い取ってくれる可能性はかなり低いです。（不用品の買い取りはいろんなところで出来るようです。）

割合的には全体の仏壇の２％ほどでしょうか。（世間一般に出回ってるものは９８％が処分になります。）

 

 

このように無料で引き取っても売れる可能性が限りなく低いですので、やはり「ご依頼主様に代わり回収処分を行う」というところで費用が掛かってきます。

結論から申しますと「代行業は料金が発生する。」ということですね。

代わりに何かをお願いする立場の方は、ある程度の費用は考慮しておかれた方がお話もスムーズに進みますので覚えておかれるといいでしょう。

 

では次にこのような業者の注意点を見てみましょう。

↓

➀廃棄物処理法違反

家庭の不用品を回収するためには、一般廃棄物処理業許可が必要です。

もちろん許可がないと回収はできません

ですが多くの廃品回収業者は、免許を持たず営業をしているのが現状ですので注意が必要です。

②家電リサイクル法違反

違法な取り壊しや、廃家電による火災事故が問題になっており、家電4品目（冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機）は、リサイクルをしましょうと法律で定められています。

そもそも廃棄物を回収するためには、役所から「一般廃棄物処理業（収集運搬業）」の許可をもらわないといけません。

もし違法営業している業者と知りながら不用品の廃棄を依頼した場合、不法投棄の罰　↓　が自分自身にも降りかかりますのでしっかりと確認しておくようにしましょう。

不法投棄をしたとみなされると「５年以下の懲役/１千万円以下の罰金または併科」が課せられます。

とても楽観視できる内容ではないですね。

廃品回収にも法律があり、市区町村の一般廃棄物収集運搬の許可が必要となっております。

品物によっては、リサイクル法に従って回収、処分する必要もあります。

街中で粗大ごみのシールが貼られていないのに２～３日放置されている物などは大体が不法投棄だと思います。

「無料で廃品回収します！」と言っている業者がいても、安易に委託せずに、許可があるかどうかなどの確認をしっかりとしましょう。

以下が確認ポイントとなりますので参考にしてみてください。

違法な業者の見分け方

➀宣伝の仕方や宣伝文句で見極める

拡張期を使い、軽トラックをで巡回している回収業者のほとんどは、廃品回収の許可をもっていなかったり、後から料金を請求することが多々あります。

また、「なんでも回収します。」とはいいますが一般廃棄物や産業廃棄物など廃棄物にも種類がありますので疑ってかかった方が無難でしょう。

②許可をとっているかどうかで見極める

この方法が最も確実な見極め方になります。

一般廃棄物を回収する場合は、一般廃棄物運搬収集運搬業許可が必要です。

リユース業者（物を仕入れて中古品として販売する業者）であれば、古物商許可が必要となります。

回収業者に作業をお願いする前に確認しましょう。

 

違法業者の手口

➀実は無料ではなかった

回収する前は「無料です！」といっていたが運び込んだ後に「基本料は無料で運搬料金や処理代などが別途かかる」というようなことを言ってくる。

作業後ですと観念される方も多いようですので必ず作業前に見積もりを出してもらうようにしましょう。

②追加料金を請求してきた

作業が終わった後に追加料金を請求される場合もあります。

依頼した側も断りにくい状況ですので注意しましょう。

 

などの注意点があるのですが特に金額でもめることが多いようです。

仏壇供養の一休ではこういった悪徳業者による被害を少なくしたいと考えておりますので、優良な業者様をご希望であればご紹介もさせていただいておりますので、お困りの方はお問い合わせくださいませ。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。