お仏壇を「粗大ゴミ」として捨てることができるのを知っていますか？

近年では、お仏壇をさまざまな理由で処分する方が増えています。

お仏壇の処分についてはいくつか方法がありますが、本記事ではお仏壇を粗大ゴミとして捨てるときの注意点や手順をまとめました。

この記事を読んで、お仏壇を処分する際の参考にしてみてください。

 

お仏壇は粗大ゴミとして捨てられる？

結論から言うと、お仏壇は粗大ゴミとして捨てることができます。

お仏壇はもともと、ソファーやベッドなどの家具と同じ扱いです。

しかし、きちんとして手順を踏んで処分をしなければご先祖様へ失礼になります。

 

お仏壇を粗大ゴミとして捨てるときの手順

お仏壇を粗大ゴミとして出すときの流れは、以下の通りです。

• お仏壇の供養を行う
• お仏壇の中身を分別する
• お仏壇本体の処分をする

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1．お仏壇の供養を行う

お仏壇は、購入する際や故人が無くなった際に「魂入れ」という供養を行います。

魂入れを行うことでお仏壇に魂を宿し、ただのモノから手を合わせるモノに代わるのです。

 

お仏壇を捨てるときには、反対に「魂抜き」と呼ばれる供養を行わなければいけません。

魂抜きを行うことで、ただのモノに戻すので家具と同様に捨てることができます。

お仏壇の供養は、交流のある菩提寺があればお願いすると良いのですが、ない場合はお仏壇専門の回収業者に相談しましょう。

 

2．お仏壇の中身を分別する

お仏壇を粗大ゴミとして捨てる際に大事なのは、きちんと分別することです。

市町村によってルールが変わるので、まずは確認しましょう。

 

また、仏壇の中にある位牌や遺影などはそのまま捨てにくいものです。

燃えるゴミとして捨てにくいものは、お焚き上げを行いましょう。

 

お焚き上げとは、遺影などを燃やして供養することです。

さらに、燃えるゴミ以外のものもお仏壇の中には燃えないものもあるので、きちんと分別してください。

 

3．仏壇本体を処分する

仏壇の本体を処分する際には、お住まいの市区町村にそのまま廃棄できるか確認しましょう。

中には、お仏壇を粗大ゴミとして引き取ってくれない自治体も存在します。

 

自治体のゴミ回収には、以下3つの方法があります。

・指定のゴミ置き場に出す

・臨時ゴミとして自宅まで回収

・自分で焼却場に持っていく

 

ご自身に合った方法で処分しましょう。

 

お仏壇は粗大ゴミとして捨てられます

お仏壇はきちんとした手順と自治体のルールさえ守っていれば、そのまま粗大ゴミとして捨てることが可能です。

時間に余裕があり、ご近所さんの目を気にしない方にはおすすめの方法になります。

しかし忙しかったり、ご近所さんの目が気になる方は、お仏壇専門の回収業者に依頼することをおすすめします。