現代では少子高齢化に伴い、お仏壇を継承できない方が増えています。

そこで、お仏壇の処分を検討している方も多いでしょう。

お仏壇を処分するときには、必ず「魂抜き」という供養をしなければなりません。

今回は、お仏壇の魂抜きにおすすめの時期について解説します。

 

魂抜きのおすすめの時期

結論から言うと、お仏壇の魂抜きをするのにおすすめの時期は特にありません。

基本的には、いつ魂抜きをしても問題ないでしょう。

しかし、可能であれば避けたほうが良い時期はあります。

ご家族やご親戚の都合もあるでしょうから、相談は早めに済ませておくほうが良いでしょう。

 

魂抜きを避けたほうが良い時期

魂抜きは、お寺などに依頼してお坊さんに供養してもらいます。

そのため、お寺やお坊さんが忙しくなる下記の時期は避けることをおすすめします。

・菩提寺が忙しい時期（お盆やお彼岸）

・お参りに来る人が増える時期（年末年始）

・雨や雪の多い時期（梅雨、冬）

 

ただし、特に決められているわけではないため、ご家族やご親族に相談して都合の良い時期に行いましょう。

 

中には6曜を気にする方も

「6曜」とは、中国で生まれた暦注です。

暦注とは、暦の上での運勢を占う方法で、年配の方が気にすることもあります。

大安など、カレンダーで目にすることが多いでしょう。

 

6曜の種類は、以下の6つです。

・大安

・友引

・先負

・仏滅

・大安

・赤口

 

ご家族やご親戚の中で気にする人がいなのであれば、特に気にしなくても問題ありません。

しかし故人様が気にしていたり、ご親族が気にしたりするのであれば、日取りを検討してみてください。

 

大安が最も良い日取り

大安は、魂抜き以外にも何か事をするのに良い日とされています。

故人様やご先祖様も良い日に魂抜きを行ってもらえたほうが嬉しいでしょう。

そのため、6曜を気にする場合は、大安を選ぶのがおすすめです。

 

仏滅は避けましょう

仏滅は、仏も滅ぼす最悪の日になります。

何か事をするのにあまり良くない日とされています。

現代ではあまり気にする方がいないかもしれませんが、できるだけ避けておくと安心です。

 

仏壇魂抜きは都合の良い時期に行いましょう

魂抜きをするのには、基本的に良い時期も悪い時期もありません。

どなたか気にする方がいるのであれば、「大安」がおすすめです。

お仏壇の処分は、早い段階でご家族やご親戚と相談して決めておくのが良いでしょう。

自分たちにとって都合の良い日に行うことがベストと言えます。