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2021.08.19すべて

~愛知県の皆様へ~位牌を処分する際の注意点は?

位牌には故人様の魂が宿るとされています。

仏壇を持たない、継承者がいないなど様々な理由から位牌の処分を考えている方もいるでしょう。

今回は、位牌を処分する際の注意点についてお話しします。

 

位牌を処分するタイミングはいつ?

故人様の魂が宿るとされている位牌。

大切な位牌も処分される場合があるのを忘れてはいけません。

まずは、位牌を処分するタイミングをご紹介します。

 

位牌を新しくする場合

「位牌が古くなって傷んだ」「位牌を夫婦連盟にする」などの理由から、位牌を新しくすることがあります。

また、白木位牌から本位位牌に切り替わるときには、白木位牌を処分することになります。

 

弔い上げで合祀する場合

弔い上げを終えたら、故人様の位牌を処分してご先祖様の位牌と一緒に祀られるので、弔い上げ以降はご先祖様と一緒に手を合わせましょう。

 

引っ越しを機に処分する場合

引っ越しする際にお仏壇を置くスペースがなければ、処分する必要があるでしょう。

中には位牌だけを引っ越し先に持っていくこともありますが、ほとんどの方がお仏壇などと一緒に処分します。

 

位牌を処分する際の注意点

次に、位牌を処分する際の注意点を解説します。

位牌には故人様の魂が宿っていますので、正しく処分してください。

 

開眼供養の確認をする

位牌を処分する際には、開眼供養の有無を確認しなければなりません。

開眼供養とは、位牌に故人様の魂を宿らせる行いのことです。(宗教によって呼び名は様々です)

開眼供養を行っている場合、閉眼供養を行わないと故人様の魂が位牌に残ったまま、処分することになってしまいます。

 

家族や親族へ説明する

位牌は、ご家族やご親族にとって大切なものです。

1人で決めてしまうと、トラブルの原因になる可能性もあるでしょう。

故人様やご先祖様は、そのようなトラブルをまったく望んでいません。

必ず家族や親族とも話し合い、理解を得た上で処分しましょう。

 

宗教の確認をする

浄土真宗は、本来位牌が必要ないとされています。

しかし、家族の想いから位牌を作る方もいるでしょう。

浄土真宗のお寺では位牌の供養を受け付けていないところがほとんどなので、事前に確認してください。

 

位牌を処分する方法

位牌を処分する方法は、以下の2種類です。

自分や故人様に合った方法で処分してください。

 

お焚き上げ

お焚き上げとは、浄火によって天に還す供養のこと。

位牌は故人様の魂が入っていた依り代なので、お焚き上げを執り行い処分しましょう。

 

永代供養

永代供養とは寺院や霊園に位牌を預けて、ご家族の代わりに供養してもらう方法です。

ご自宅での維持や管理が難しい方、継承者に困っている方におすすめします。

 

位牌を処分する際の注意点まとめ

位牌を処分する上で1番大切なのは、故人様やご先祖様に残念な想いをさせないことです。

1人で勝手に決めて、家族間のトラブルにならないようにしましょう。

また、事前に宗教の確認をすることも忘れないようにしてください。