今回はお仏壇の処分に伴ってお考えになられる「仏壇の買い替え」について述べさせていただきます。
ご検討中の方のお役に立てますと幸いでございます。
まず、仏壇を買い替えるタイミングはどういった時になるのでしょう?
➀お引越しや新築を購入またはリフォームなどのタイミングによる買い替え検討
➁今の仏壇が古くなってしまい見栄えが悪いので買い替えを検討中
➂現在の住まいの模様替えをしたいにあたり今の仏壇がマッチしていない
などの理由で仏壇の買い替えを検討された方もおられると思います。
今と昔のお仏壇は大きさやデザインなどかなり変わっており、今の市場では以前よりも種類が増えており、多くの方がお買い求めしやすいと言えるでしょう。
ただ、買い替えと一言で申しても気軽にできるわけではありません。
買い替えをする際の注意点や、やらなければいけないこと、やってはいけないことなどについて順を追ってご説明させていただきます。
仏壇を購入するときはどういう時?
購入されたきっかけ、購入を考えられたきっかけを調査してみました。
大半の方は身内を無くされてから購入したという回答でした。
ご存命の時に仏壇関係の話はされた時はあっても「購入」という考えまでは至らない。という結果でした。
ご実家の物を引き継がれ、すでに立派なお仏壇をお持ちだという方もいらっしゃいます。
仏壇を引き継がれたという方の多くはとても豪華な仏壇をお持ちの方が多く、その分保管スペースを占領してしまいますのでお悩みの方も多くいらっしゃいます。
都心から少し離れた地方などにご実家を構えられている方たちは、居住面積が市内の建物に比べて広いケースが多く、あまり大きさを感じない傾向が多く、次に市内や都心近郊のマンションに移動させようと考えても許容スペースが少ない、または足りなくて仏壇の設置を断念される方もいらっしゃるようです。
こういった事態からか次世代の方が引き継ぎやすい、負担をあまりかけないようにと今の仏壇を処分もしくはコンパクトな物に買い替えられるというケースも増えてきております。
思い返してみると昔は、仏間という仏壇専用のお部屋がある家がたくさんありました。
現在では仏間があるお宅が現状しているのみならず「仏間」という言葉自体の認識が薄れております。
仏間は大体が「和室」の造りになっています。以前に比べて和室自体が減り、部屋の間取りも見晴らしの良い部屋数の少ない物件が人気の傾向にもあります。
仏壇をご家族が集まる場所、温かさを感じれる場所に置くことはとても良いことです。
現代のスタイルに合わせてリビングという一番広い場所に置かれる方も多いようですね。
故人を身近に感じることが出来、お子様の情操教育にも良いと思います。
また家族が一番過ごす時間の多いリビングは自然と仏壇に手を合わせることができる唯一の場所ともいえます。
故人様も寂しいところよりもにぎやかなところや気にかけていただきやすいところに保管されるのがベストだと思います。
故人を思い偲ぶその気持ちが大切なのです。
私たちの生活スタイルが変わったように、仏壇も現代に合わせた変化をしてきました。
仏壇のみならず手もと供養など供養に対する方法も増えました。
仏壇に関していえば今までのような大きく見栄えのする、仏間に置くような仏壇ではなく、現代のお部屋のリビングに合うような洋風なデザインの仏壇が増えました。
今までは大きくて豪華な仏壇だったのが保管が小スペースで済む仏壇という流れに大きく変わってきております。
仏壇が古くなったことによる買い替えよりや自分たちの今の生活に合わせて仏壇の買い替えを検討する方も増えております。
これからの仏壇の買い替えのポイントは?
実際にお仏壇を買い替えられることは生涯を通じてあまりない事でしょう。
よって経験された方が少ない分、相談どころにもお困りだと思います。