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2022.04.02すべて

【静岡県清水市】生前整理でお仏壇処分をされる方が急増しております

お世話になっております。お仏壇供養の一休でございます。

 

ここ最近はコロナウィルスによる影響や世界で勃発している問題などの影響で不安定な情勢が続いております。

 

それに呼応する形かは別として、ここ数か月は生前整理による仏壇供養をご依頼される方が急増しております。

 

今回はそんな状況に伴い生前整理自体についての詳しい解説とそれに伴う仏壇供養について解説をさせていただきます。

生前整理(終活)の流行について

今回の記事では生前整理という言葉を使っておりますが、一般的には「終活」という呼び名のほうが一般的かもしれません。

 

最近では昔ながらの日本での生活様式の変化に伴い親戚同士のつながりが希薄化してきたことやその影響も相まってお仏壇供養への関心が薄れるなどの問題が生じています。

 

また生活様式の変化も大きくそもそも和室がないお宅や独身一人暮らしの高齢者の方が増加したことも要因といえます。

 

その他ご本人が亡くなった後にご遺族に残される財産整理や記録を残すことによって遺品整理などがスムーズになるといった利点もございます。

 

生前整理を行う時期は特に決まっていませんが万が一の事態に備えて将来の不安を感じた瞬間、体力がまだある時に一気に行った方が良いとされています。

 

「体力」が必要というように生前整理は下記リストにあるような内容をお一人で準備してこなしていく必要があります。

 

お仏壇をはじめとした家財道具などを処分するための文字通り体力、遺書などの正式な書類をそろえるための調査能力や知識力、作業をするための時間、最後まで生前整理をコツコツとやり遂げることができる精神力など様々な労力が必要となってきます。

 

だからこそお問い合わせいただいた方には下記のようなリストをご用意してできるだけ効率的に作業を行っていくことをおすすめします。

生前整理でやることリスト

お仏壇の生前整理を行いたい方のほとんどは、その他の作業も一気にやってしまいたい方が多いようです。

 

実際仏壇供養のご相談と合わせて「生前整理を勢いではじめてみたけどどんな事をしたらよいのかわからない」というご質問を多くいただきます。

 

ここではお仏壇供養以外に生前整理で行うべきことのリストを簡単にですがご紹介させていただきますので参考にしていただければ幸いです。

財産の管理

まずは現在と死後の財産の管理になります。

特に現金以外、保険や有価証券、価値のある美術品などの物的な財産、土地や不動産の権利書などはしっかりと記録しておかないと相続される方が存在がわからないという状況がございます。

 

このような事態を避けるために財産目録という形で財産の管理リストを作成しておくことが重要です。

 

プラスの資産だけでなくマイナスの資産、つまり借金などがある場合、残したまま亡くなった後に相続をしないといけなくなります。特に存在を知らず3か月以上放置すると相続したとみなされ、相続放棄をする際に不利になります。

 

借金の額や住宅ローンなどの存在と金額も必ず財産目録に記載するようにしましょう。

物の管理

財産の管理をしたあとは「物」の管理を行う必要がございます。

 

死後、ご遺族は遺品整理を行うことになりますが不用品や家財道具が多い場合、業者に依頼を行うと数十万円のコストがかかることとなりかなりの負担になる可能性があります。

 

不要な衣類や家具家電、本や写真などあらかじめ処分を行えるものがあれば処分をしておきましょう。

 

神聖なものにつき、少し扱いは異なりますがお仏壇のご供養、処分もこの管理にあたります。

不動産管理

不動産は遺産管理において多くのウエイトをしめる事項です。

 

そのため相続人同士でのトラブルになりやすい事があります。

 

残された方のために名義や評価額、不動産の相続方法の伝達などを行っておきましょう。

デジタル管理

昔はなかった生前整理の形がデジタルの管理です。

 

最近ではスマートフォンでネット銀行や仮想通貨、その他サイトなどを多く管理している場合がございます。

 

このような財産になるもの、年会費を払い続けるようなものは解約が必要となりますのでパスワードやアカウントなどを記録しておきましょう。

 

アカウントといえばSNSや動画や写真など死後見られたくないようなデータ、不要なデータを削除しておくことも重要です。

エンディングノートの作成

最後に上記のような内容をすべてまとめたエンディングノートを作成します。

 

エンディングノートは実務的な相続関係のお話やデータの記述だけではなく、死後お知らせをしてほしい友人のリストや自分の歴史、記録など死後に残しておきたい情報を残すものです。

 

エンディングノートについては今後他の記事でもご紹介していきたいと思います。

 

一般的に生前整理の際に行っておくべき重要度の高い内容は上記のようなものになります。

 

せっかく手間のかかる生前整理に取り組むのであれば「漏れなく」作業が行えているのかどうか振り返りながら行っていきましょう。

生前整理(終活)におけるお仏壇の取り扱いについて

上記であげた内容以外にお仏壇がご自宅にある場合に絶対に問題になるのがお仏壇をどうするか?という問題です。

 

継承先があるのであれば事前にその方のご自宅に持ち込むという方法もありますが、ここでは息子様や娘様などの親族にお仏壇を継承させたくないという場合についてご説明させていただきます

仏壇を処分する

ご家族にお仏壇を継承させたくない場合の一つ目の選択肢が「お仏壇を処分する」ということです。

 

お仏壇を処分するというとご先祖様に申し訳ないなどあまり聞こえは良くないかもしれませんが継承先がない仏壇は放置されご供養やお手入れをしない状況になってしまいます。

 

実際今国で問題になっている空き家では多くの仏壇が放置されていると予測されます。

 

実は仏壇は必ずしも継続して持っておかなければいけないという事ではなく、適切な供養を行うことでご先祖様に失礼のないように処分を行う方法があります。

 

環境的な理由や継承していく自信がない場合はこのようにご供養じまいを行うというのも手段の一つです。

仏壇を買い替える(手元供養)

せっかく先祖代々継承してきたお仏壇、どうしても処分を行うのがしのびないという方もいらっしゃいます。

 

そのような場合は一旦大きなお仏壇を処分し、小さな仏壇に買い替えることをおすすめします。

 

このような仏壇は最近トレンドになっており「手元仏壇」などとも呼ばれております。

 

和室のない洋風の部屋にもなじむようにモダンなデザインになっており棚などの上に置けるコンパクトデザインなものも人気です。

 

このようなお仏壇であれば現在の住まいを整理し新しい一人暮らし用のマンションなどにお引越しをされる場合でも安心して持ち込むことができますね。

どちらの場合もご供養が必要です(閉眼供養、魂抜き)

このように生前整理の際のお仏壇の扱いは

 

①継承先のお宅に生前に運び込む

②お仏壇を処分する

③手元仏壇など管理、供養がしやすいものに買い替える

 

という手段がございますが、いずれにしても必要なのが「お仏壇の供養」ということです。

 

そのため生前整理においてお仏壇の問題は一般的な家具、家電などの取り扱いとは一線を引いて別のものと考えられるんですね。

 

お仏壇(ご本尊様、ご位牌)はご先祖様がお亡くなりになった際にご先祖様の魂が宿る場所として魂を込められます。

 

また仏像等が飾られる仏壇は一種の「小さな寺院」のようで神聖な場所として扱われます。

 

そんな魂のこもった状態で廃棄処分を行ってしまうことはご先祖様に失礼で「ばち当たり」な行為にあたるとされます。

 

このような状態で処分されることを避けるために一度お仏壇から魂を抜きご供養を行うことを「魂抜き」「閉眼供養」「お性根抜き」等と呼び、お仏壇供養には必須となっております。

 

またこの魂抜きは処分を予定している仏壇だけでなくお仏壇を買い替える際、お仏壇を家の外に移動する際にも必要となります。

 

別の仏壇、または移動先の仏壇には再度魂を込める「魂入れ」「開眼供養」「お性根入れ」というご供養が必要となります。

 

魂抜きをはじめとしたお仏壇の供養は一般人には行うことができません。

 

必ずご自宅の宗派に合った寺院に依頼を行い、僧侶をお仏壇がある場所にお招きして行うようにしましょう。

 

お仏壇供養の詳しい方法については他にも詳細に解説している記事がございますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

お仏壇処分に迷ったら仏壇供養の一休まで

いかがだったでしょうか。

 

ご紹介させていただいたように生前整理とはお仏壇の供養と処分だけでなく様々なことを行っておく必要があるため大変体力のいる作業になります。

 

しかし生前整理は残されたご遺族の事を考えると非常に助かる事でもあり是非行っておきたいことではあります。

 

今回の記事を参考に生前整理の仏壇取り扱いにお悩みの方は是非我々までお問い合わせをいただけると幸いです。