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2022.08.25すべて
【長野県松本市】仏壇処分の際の宗派の違いについてご説明させていただきます。

お世話になっております。仏壇供養の一休でございます。
本日は長野県にお住いのお客様よりご依頼をいただき、仏壇供養と処分を実施させていただきました。
本日のお客様よりいただいたご質問の内容が『宗派による対応はできるのか?』ということでした。
今回は仏壇供養や処分において宗派によっての違いがあるのか、仏壇処分と供養の専門業者はそれに対応できるのかについて解説とご紹介をさせていただきます。
仏壇供養とは?
今回の本題である宗派についてのお話をしていく前に、そもそも仏壇を処分するためにどのような行程を踏む必要があるのかについて説明していきます。
仏壇が他の家具や家財道具と比較して特別なものと考えられている理由が
『ご先祖様の魂が宿っている』
という考え方が前提にあるということです。
仏壇というのは通常ご先祖様の死後、仏壇に魂を込める『開眼供養(魂入れ)』が行われます。
開眼供養を行った仏壇はご先祖様の魂が宿る死後の家、ご本尊様がまつられた小さな寺院のようなものとして考えられます。
仏壇をそのまま処分してしまうことはこのような神聖なものを粗大ごみとして出してしまうような行為ですのでよくないこととされております。
このような仏壇から処分を行うために魂を抜くことを『閉眼供養』と呼び、必ず行う必要のある儀式です。
仏壇処分の方法について
閉眼供養の完了した仏壇は処分を行ってもよい状態になります。
仏壇本体の処分は主に
- 粗大ごみで処分する(ご自身で持ち込み)
- 不用品回収業者などに依頼する
の2つの方法があります。
いずれもお金がかかりますが、粗大ごみで出すメリットは料金が安く済む点でしょう。
しかしご自身で処分する場合は集積場まで仏壇本体を運搬する作業や希望日時をご自身で決めにくいなどのデメリットが存在するため、これらの問題を解決できない場合は業者に依頼することを検討してみてください。
宗派による違い
「宗派による処分方法の違いはありますか?」というご質問に対しては「あります」とお答えするしかありません。
実際に上記で説明した「魂抜き」「閉眼供養」「お性魂抜き」などの呼び方は宗派による違いから来るものが大きく差異は様々あります。
宗派の違いは根本的に仏壇の飾り方やご本尊様の違い、正しい仏壇の方向などがあります。
仏壇処分についても宗派によって考え方が異なり、そもそもの仏壇のご供養方法から魂抜きが必要なものの対象、お布施の渡し方など多岐にわたります。
これら宗派の違いを一般の方が把握するのはまず難しく、そもそも仏壇処分を行う際にどのようにしたらいいのかはご自身で判断せず、菩提寺や総本山などに問い合わせを行うことで知ることができます。
ご自身の家の宗派や檀家さんがよくわからないというケースも良くありますが、仏壇のご本尊様や本尊の両脇にある掛け軸や祖師増などである程度判別することができます。ここでは代表的な3つの宗派を紹介します。
真言宗
ご本尊は大日如来(だいにちにょらい)、脇には右側に弘法大師、左側には不動明王が飾られております。
ただし真言宗は様々な分派があることでも有名です。
不安な場合は専門家に問い合わせるのがやはり一番良いでしょう。
浄土宗
ご本尊は阿弥陀如来(阿弥陀如来)、脇には左に法然上人、右に善導大師が飾られています。
浄土真宗
浄土真宗は大谷派と本願寺派に分かれます。ご本尊様はいずれも阿弥陀如来(あみだにょらい)です。
大谷派はご本尊に仏画もしくは掛け軸が飾られるのが特徴です。
脇には右側に十字名号、左側に九字名号の掛け軸が飾られています。
本願寺派の場合、仏像と掛け軸いずれも可能なので阿弥陀如来が仏像で飾られている場合は本願寺派である可能性が高いといえます。
また脇には大谷派と異なり右側に親鸞聖人(しんらんしょうにん)左に蓮如聖人(れんにょしょうにん)が飾られているためそちらで判別を行うほうが確実といえます。
また浄土真宗の場合は瓔珞(ようらく)と菊輪灯と呼ばれる飾りが吊るされているという事です。
もちろん日本には今回紹介していない様々な宗派が存在します(曹洞宗など)。
上記3つの宗派以外のケースであることは多くありますので、不安であれば我々のような仏壇処分業者などに連絡し、ご確認いただければお応えすることができます。
仏壇供養・処分業者は対応が可能なのか
結論から言いますと、宗派に対する対応度合いについては『業者による』という答えにならざるを得ません。
すべての処分方法、提携先の僧侶が多い業者であれば対応が可能であるという結論になります。
また遺品整理の際など、そもそも宗教や宗派がよくわからないという場合もよくあるケースです。
これらがわからない場合、我々のような処分業者を利用する方が多いのですが、上記の例でお伝えさせていただいたようにその家の宗派はお仏壇に飾られているご本尊様や脇仏などから推測することが可能です。
仏壇供養と処分の業者を選ぶ際はこのような知識を職員が持った状態で対応できる業者を選ぶようにしましょう。
逆にいうとこのようなケースに即座に対応ができる業者は品質のいい業者の特徴でもありますので通常の不用品回収業者に比べて安心してお仏壇の処分をお任せすることができます。
宗派に関するお悩みは仏壇供養の一休へ
いかがだったでしょうか。仏壇供養に関してはここまで解説したように専門的な供養が必要であり、宗派の違いなどに適切に対応できる業者を選択することが非常に重要です。
あらゆる宗派に対応できる業者は提携しているお坊さんも多く、それだけ信頼できる業者といっても過言ではありません。
今回の記事を参考に業者への依頼をお考えの方はぜひ『仏壇供養の一休』までご相談ください。

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