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2025.06.11すべて
仏壇、場所がない…そんなときの選択肢|“リビング仏壇”という新しい祈りのかたち

目次
🏡 はじめに|いま注目される「リビング仏壇」とは?
「仏壇は昔ながらの和室に置くもの」──そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
けれど、現代の住宅事情では、和室がないご家庭も増えており、仏壇の置き場所に悩む方が少なくありません。
そんな中で、いま「リビング仏壇」が注目を集めています。
名前のとおり、リビングに置くことを前提にしたコンパクトで現代的な仏壇のこと。日々の生活空間の中に自然に溶け込み、ご先祖様をもっと身近に感じられる新しいスタイルです。
本記事では、「リビング仏壇」にまつわる素朴な疑問や、選び方、設置のポイントまで、丁寧にわかりやすくご紹介します。
さらに、仏壇の買い替えや処分を考えるタイミングについても触れながら、読者の皆さまが納得のいく供養の形を選べるようお手伝いします。
🏠 第1章|なぜ「リビング仏壇」が選ばれているのか?

かつては仏壇といえば、大きな和風の家具とともに和室に構えるのが一般的でした。
しかし、現在は住宅事情・ライフスタイルともに大きく変わっています。
📉 和室の減少とスペースの問題
現代のマンションや戸建て住宅には和室がない場合も多く、
「仏壇を置きたいけれど、適した場所が見当たらない」という悩みを持つ方が増えています。
特に都市部では、仏間や床の間がない間取りも珍しくありません。
🌿 日々の暮らしの中に「祈りの時間」を
リビング仏壇は、そうした住宅事情に合わせて生まれたスタイル。
リビングに置くことで、食事の前やふとした時間にご先祖様に手を合わせる習慣が自然と身につき、
「祈りのある暮らし」がより身近なものになります。
また、家族の集まる空間に仏壇を置くことで、
お子さまやお孫さんにとっても“ご先祖様を想う心”が育まれるという声も多く聞かれます。
🎨 デザイン性の高さと選びやすさ
最近のリビング仏壇は、シンプルでナチュラルなデザインが豊富。
インテリアに調和し、明るく清潔な印象を与えるものが多いため、
「仏壇を置いてみたいけれど、見た目がちょっと……」と敬遠していた方でも
違和感なく暮らしに取り入れることができます。
🛋 第2章|リビング仏壇の選び方|後悔しないためのチェックポイント

リビングに仏壇を置くといっても、「どれを選べばいいか分からない」とお悩みの方は少なくありません。
ここでは、後悔しないために事前に押さえておきたい選び方のポイントをご紹介します。
✅【1】サイズは“生活動線”とのバランスで
まず大切なのがサイズ感。
リビングの中でも「どこに置くか」「周囲にどれくらいのスペースがあるか」をイメージしながら選びましょう。
- テレビ横やチェスト上に置く「上置きタイプ」
- 専用の台がセットになった「キャビネットタイプ」
など、設置環境に合わせて検討できます。
✅【2】仏壇の素材・色味は家具に馴染むものを
リビングの雰囲気に合わせた色や素材を選ぶことで、仏壇だけが浮くことなく自然に調和します。
- ナチュラルウッドやホワイト系は明るく優しい印象
- ダークブラウン系は落ち着いた重厚感を演出
仏壇もインテリアの一部として考えるのが、リビング仏壇選びのコツです。
✅【3】宗派やお参りのスタイルに合うか
小さくても、祀るために必要な仏具がしっかり収まるかどうかは要チェック。
- 本尊(ご本尊様)の大きさに合っているか
- ろうそく・香炉・おりんなどを安全に配置できるか
- 写真やお位牌を置けるスペースがあるか
なども確認しておきましょう。
✅【4】扉の開閉・収納など、使いやすさの確認を
毎日手を合わせるものだからこそ、開け閉めしやすい設計や、
お線香や仏具を収納できる引き出しがあるかどうかなど、日々の使い勝手も見逃せません。
「思っていたより大きかった」「扉が開かなくて不便だった」などの後悔を防ぐためにも、
購入前には現物のサイズや使用イメージを具体的にシミュレーションしておくのがおすすめです。
🏠 第3章|どこに置けばいい?リビング仏壇の適切な場所

「リビングに置く」と決めたはいいものの、
実際どこに設置するのがいいのか悩む方は多いはずです。
ここではリビング仏壇の置き場所について、宗教的な考え方と生活のしやすさの両面から解説します。
✅【1】仏壇の方角|気になるなら「南向き・東向き」
宗派によって明確な決まりがあるわけではありませんが、
「ご本尊が南または東を向くように置く」のが一般的とされます。
- 東:お釈迦様が悟りを開いた方向
- 南:日が差し込み明るく清浄な方向とされる
とくにこだわりがない場合も、日当たりや明るさを考慮して、清らかな空間に置くと良いでしょう。
✅【2】生活の導線を妨げない、落ち着ける場所
仏壇は毎日手を合わせる神聖な場所。
そのため、通路やテレビのすぐ横など、落ち着かない場所は避けた方が無難です。
おすすめは…
- 家族が集まるリビングの一角(静かで視界に入る場所)
- サイドボードの上や専用棚を設置して視線の高さを調整
- ペットや小さなお子様の手が届かない位置
など、自然と手を合わせやすい配置がベストです。
✅【3】火気・湿気・直射日光に注意
ろうそくや線香を使う場合は、カーテンなど燃えやすいものが近くにないか要確認。
また、エアコンの風や直射日光で仏具が傷むこともあるので、置き場所の環境も考えて選びましょう。
「ここに置いていいのかな?」という迷いがある場合でも大丈夫。
最近では、リビング仏壇に特化したコンパクト設計の製品が増えており、
デザインやサイズも現代の住空間に合わせたものが選べるようになっています。
🪔 第4章|仏具の配置と基本マナー|リビング仏壇でも大丈夫?

「リビングに仏壇を置いても、仏具の並べ方ってちゃんとしてないとダメ?」
「最低限、何をどう配置すればいいの?」
そんな不安の声にお応えして、仏具の配置とマナーについて丁寧に解説します。
✅【1】リビング仏壇でも、配置の基本は同じ
仏壇が小さくても、心を込めて祀ることが何より大切。
以下は、一般的な仏壇における仏具の基本配置です:
仏具の種類 | 配置場所の目安 |
---|---|
ご本尊(仏像または掛け軸) | 仏壇の最上段、中央 |
位牌(いはい) | ご本尊の少し下、左右対称に並べる |
花立て(花瓶) | 向かって左右に1対 |
香炉 | 中央の手前、香を焚くため |
ローソク立て | 香炉の左右どちらか(通常は花立ての横) |
供物皿 | 季節の果物や菓子などを供える皿 |
※宗派やご家庭の考えにより、多少異なる場合もあります。
✅【2】最小限でOK|リビング仏壇向けシンプル構成例
現代のリビング仏壇では、省スペース設計を意識して以下のような構成でも問題ありません。
- ご本尊+位牌
- 香炉(またはお線香立て)+ミニ花立て1本
- 小さなローソク台 or LEDキャンドル
- お供え用の皿1枚
これだけでも十分に丁寧なご供養が可能です。
✅【3】毎日手を合わせたくなる、整った空間づくり
仏具の配置は「形式」だけでなく、「心地よさ」も大切です。
- 清潔感を保つ(ホコリや花のしおれに注意)
- 家族の目線の高さに合わせて設置
- 周囲に余白を設けて“静けさ”を演出
“日常の中で自然と手を合わせたくなる空間”を目指しましょう。
仏壇の小型化が進んでも、「供養の心」まで小さくなるわけではありません。
仏具の配置や扱い方を知ることで、毎日の手を合わせる時間がもっと身近で豊かなものになるはずです。
🌀 第5章|処分する?残す?悩んだらどうすればいい?

「リビングに合う仏壇にしたいけど、今ある仏壇を処分していいのか迷ってしまう」
「ご先祖さまに申し訳ない気がして、決断できない」
そう感じる方は少なくありません。仏壇をどうするか――その判断に迷ったときのヒントをお伝えします。
✅【1】迷うのは“気持ち”がある証拠
仏壇に手を合わせてきた年月や、家族との思い出。
それらが詰まった仏壇を手放すことに、後ろめたさを感じるのは自然なことです。
でも、それは「供養を大切にしてきた証」であり、
きちんと向き合おうとする“優しさ”のあらわれでもあります。
✅【2】判断の軸は「気持ち」と「生活環境」
迷ったときは、以下の2つの軸で考えてみましょう。
- 気持ちの整理がついているか
→ お仏壇の役目が終わったと自然に思えるかどうか。 - 生活環境との折り合い
→ 仏壇を維持するスペースや、日々の供養が無理なく続けられるか。
たとえば、親から引き継いだ仏壇を別の形で供養し直す「買い替え+供養」という選択も、近年増えています。
✅【3】「思い出」だけを残すという選択も
仏壇そのものは手放しても、写真を撮ってアルバムに残す、仏具の一部を手元に残すなど、
“思い出を引き継ぐ”という形も立派な供養です。
最近では、位牌や仏壇の一部をミニチュアにして残すといったサービスも登場しています。
✅【4】専門家に相談するのもひとつの手
どうしても決められないときは、無理に一人で抱え込まず、
仏壇供養の専門家や終活コンシェルジュに相談してみるのもおすすめです。
相談の中で「どうしたいか」が自分の中で整理されていく、という方も多くいらっしゃいます。
仏壇をどうするかの答えに、正解はありません。
大切なのは、“自分や家族が納得できる形”で供養と向き合うこと。
そのために、迷った時間もきっと意味のあるものになるはずです。
🔥 第6章|仏壇の処分と供養の方法

リビング仏壇への買い替えや、住まいの都合で仏壇を手放すことになった場合、
「どうやって処分すればいいの?」「供養は必要?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、仏壇処分の正しい流れと、安心できる供養の方法をわかりやすくご紹介します。
✅【1】そのまま捨てるのはNG!仏壇は“粗大ゴミ”ではありません
仏壇は、ご先祖様や故人の魂を宿す“祈りの場”です。
たとえ形あるモノであっても、魂抜き(たましいぬき)や閉眼供養などの儀式を経てから処分するのが一般的です。
「そのまま捨てる」ことは、マナーとしても信仰としても避けるべきとされています。
✅【2】供養の方法は大きく3つ
以下のような供養方法が一般的です:
方法 | 内容 | 向いている人 |
---|---|---|
お寺で供養 | 僧侶に読経を依頼し、魂抜きをしてもらう | 菩提寺がある・宗派を重視したい人 |
仏壇供養専門業者に依頼 | 引取り〜供養・処分まで一括対応 | 忙しい・遠方で立ち会いが難しい人 |
自治体処分+魂抜きのみ別途手配 | 魂抜き後、仏壇は粗大ごみとして出す | 費用を抑えたい人(要注意点あり) |
特に最近は、専門業者への依頼が主流です。宗派に応じた供養+手間の少なさが支持されています。
✅【3】供養・処分の費用感は?
仏壇供養の費用はサイズや内容によって異なりますが、
おおよそ以下が目安となります:
- 小型仏壇:15,000〜25,000円前後
- 中〜大型仏壇:30,000〜50,000円前後
- 運搬・引取り費用:エリアや階数による(込みプランもあり)
ポイントは、「供養も含めた明朗価格かどうか」。
処分費だけでなく、供養の有無も確認しましょう。
✅【4】“位牌”や“遺影”の取り扱いにも注意を
仏壇の中にある位牌・遺影・過去帳・お札・仏具なども、
丁寧な供養や取り扱いが必要なものです。
一緒に供養・処分できるサービスもあるため、
**仏壇だけでなく“中身も含めた一式対応”**をしてくれる業者を選ぶと安心です。
「供養も処分も、どうすればいいか分からない」
そんなときは、仏壇供養の専門業者に相談することが最も確実です。
専門知識を持つスタッフが、宗派や地域の事情に合わせて丁寧に対応してくれます。
🌸 第7章|まとめ|リビング仏壇を迎えるときに大切なこと
リビング仏壇は、単に「小さくておしゃれな仏壇」というだけではありません。
それは、これからの祈りのスタイルを象徴する、新しい“心の居場所”でもあります。
✅【1】選ぶときは「暮らし」と「気持ち」の両方を大切に
- お部屋との調和:家具やインテリアになじむことが第一歩
- 想いの込めやすさ:家族が自然と手を合わせられる空間に
たとえ小さな仏壇でも、そこには大きな“想い”が宿ります。
日々の暮らしに溶け込みながら、大切な存在を見守り続けてくれるのがリビング仏壇です。
✅【2】迷ったときは「供養の専門家」に相談を
「今ある大きな仏壇はどうしよう?」「位牌はそのまま使える?」
そんな悩みや不安があるときは、無理にひとりで決める必要はありません。
仏壇供養の一休堂では、仏壇の処分・位牌の供養・お焚き上げなど
ご自宅に合ったスタイルで“心の区切り”をお手伝いします。
✅【3】仏壇を通じて、家族のつながりを感じられるように
リビング仏壇は「仏壇の終わり」ではなく、
これからの祈りのかたちを見つける“はじまり”。
— だからこそ、慎重に、そして前向きに。
後悔のない選択ができるよう、気持ちに寄り添った供養を選びましょう。
🕊 まずは気軽にご相談ください
一休堂では、LINEで写真を送るだけの簡単相談も受け付けています。
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——もちろんです。あなたのペースで、ゆっくりと一緒に考えていきましょう。
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