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2022.04.16すべて
【岐阜県大垣市】魂抜きの方法、お坊さんとのマナーなどのお問い合わせ
お世話になっております。お仏壇供養の一休でございます。
本日は岐阜県大垣市にお住いのお客様よりご依頼をいただきお仏壇の魂抜きと処分について代行させていただきました。
今回の記事では魂抜きを行う際の手続きに注目し、お坊さんと接するうえでのマナーについてご紹介していきます。
本日のサービス内容
お仏壇供養、処分:29700円
派遣サービス:27500円
本日ご利用頂いたお客様は40代の男性、ご実家に一人暮らしをされていたお母様が亡くなり現在遺品整理を進めている最中です。
遺品整理中仏壇の処分には御供養が必要ということを知らされ我々までお問い合わせをいただきました。
お客様とのやり取りの中で最も気にされていたことがお坊さんとの関わり方でした。
これまでお客様はあまりお仏壇や法要などに関わる場面が少なく、今回の魂抜きを含め全く知識がないということでできればそういった煩わしいことをなくして粛々とお仏壇のご供養を進めていきたいという希望がありました。
確かに昨今、お客様と同様にお仏壇を囲み家族で過ごすという機会が激減しており若い世代では仏壇や法要に関する知識が全くないということも決して珍しくありません。
そのような方にとっては仏教において特別な存在であるお坊さんと関わるということは非常に緊張することでしょう。
マナーを初めから覚えたりするのも煩わしいということも頷けます。
仏壇処分には供養が必要です
魂抜きの手順や方法を考える上で最も重要なことについて説明する前に、仏壇供養という言葉に親しみのない方に向けて簡単にご説明をさせていただきます。
お仏壇というのは非常に神聖なものと考えられており他の家財道具とは一線を画します。
理由としましてお仏壇はご先祖様の魂が宿っている気御本尊様を置いていることで小さなお寺というような考え方もあり、そのまま処分するということは非常に失礼なことにあたります。
このような状況を避けるためにお仏壇を処分する際は魂抜きと呼ばれるご供養を行いお仏壇からご先祖様の魂を抜き出し、家具と同じ扱いの状態にするご供養を行います。
仏壇を処分するということは何か非常に罰当たりなことをしているような気になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし継承が困難になったお仏壇を放置してご先祖様に対して供養やお手入れをしないことの方がよっぽどご先祖様に対して失礼と考えられておりますので安心してください。
魂抜きの詳細な手順について
それでは魂抜きを依頼する際の手順とお坊さんとの関わり方について説明していきます。
加えてあまりお仏壇への知識が少ない方でも気になる魂抜きの費用相場についても簡単にご説明させていただきます。
魂抜きの費用相場
魂抜きにかかる費用相場は結論として3万円から5万円というふうに考えていただければ結構かと思います。
あえて3万円から5万円と幅を持たせているのは、魂抜きにかかる費用というのはお坊さんへの『感謝』の気持ちを表すお布施になります。
そのため明確な金額設定がございません。
またお布施と合わせてご自宅にお坊さんをお招きして魂抜きを行う際は お車代として5000〜10000円をお包みするのが一般的です。
①日程を考える(大まかなスケジュール)
お仏壇の供養から処分までの全体の流れを考えた時に最も重要な作業が日程を考えるということです。
後述するこれらの作業をご自身で行うか、あるいは業者に依頼するかの判断基準を決める大きなポイントにお仏壇処分完了までの日程というものがございます。
ご自身でお坊さんに依頼をする場合向こうのスケジュールに合わすことになりますので1週間から2週間、また粗大ごみを依頼し回収されるまでの期間が一週間から2週間ほどと考えると最長で約1ヶ月ほどかかる計算となります。
仏壇処分を行う方の中には忌引きを使って遠方から来られている方、時間がないという方が多くいらっしゃいます。
このような方はご実家に通う手間や交通費などを考えるとはじめから業者に依頼するという形を取られた方がスムーズです。
仏壇の魂抜きはそれぞれの宗派のお寺からお坊さんを派遣していただくことになりますが一般的には普段から法要を行っていただいている檀家さんに依頼を行うことが多いです。
しかしもう法要を行っていない場合、檀家さんが分からないなどのケースも珍しくありません。
そのような場合はご自身の家の宗派を把握しお寺を探していただくかお坊さんの仲介サービスなどをご利用いただくことができます。
全体のスケジュールを決めたら、お電話していただき仏壇を処分したいという旨をお伝えします。
ご供養の意思をお伝えしたら具体的な日程を決め親戚などをお呼びする場合は連絡をしてください 。
②お布施の準備、迎え入れ準備(服装など)
日程が決まったらお坊さんを迎え入れる準備をします。
必ず必要になるのがお布施です。
お布施はそのままお渡しするのではなく必ずお布施袋に入れるようにします。
お布施袋の選択や書き方などは宗派や地域によって諸説ありますが寺院から特別に指定がない場合はコンビニやスーパーに売っている一般的なお布施袋を使用して頂いて問題ありません。
多くのお布施袋は中袋と表袋に分かれておりお布施袋の表面にはお布施と表書きを書きます。(市販のもので既に印字がされているものはそのまま使用しましょう)
お布施と書いた下側には○○家、または施主のフルネームを記載します。
内袋には裏面に住所とお布施の金額を記載します。
封筒自体に特に指定が無ければ金額を書く場合、数字は漢数字で記載するのもマナーです。数字は下記のサイトを参考にしてください。
https://www.benricho.org/kanji/kansuji.html
なお交通費としてお渡しするお車代は立派な封筒を使う必要はなく一般的に白い封筒に入れてお渡しすることが多いです。
③仏壇、仏具の清掃と整理
お坊さんをお迎えする前日または当日には仏壇と仏具の清掃と整理を行いましょう。
普段からお仏壇を飾っていない場合は、特に特別なことをする必要はありません。
仏具の配置や目立った汚れなどがないかなどを確認して拭き取るようにしておきます。またお供え物や仏花などは新しいものに交換しておきましょう。
服装は礼服等が望ましいといわれますが、最近ではカラフルな服装やジーンズなどのカジュアルな物を避けてスーツなどを着ていれば問題ないという風潮がメインとなっています。
④魂抜きの開始
いよいよ魂抜きの本番となりますこれまでのご先祖様への感謝の気持ちを心の中でお伝えしながら送り出しましょう
⑤お布施のお渡しとお坊さんのお見送り
最後にお布施をお渡しします。
お布施をお渡しする際は直接手渡しするのではなく『切手盆にのせて袱紗に包んで渡す』のがマナーです。
また表向きの文字が僧侶から見て正しい位置になるような向きでお渡しをします。切手盆を用意するのが困難な場合はせめて袱紗に包んでお渡しすると良いでしょう。
このようにご供養を依頼してから終了するまでにかなりの手間とルールがあることがわかります。
今回ご紹介した作法などは皆様が分かりやすいように最低限のものとなっております。
前述した通り宗派や地域などによりこだわる場合はさらに細かい決まりがある場合がございますので完璧にしたいという方に関してはご自身で調べられるか有識者に聞くことをお勧めします。
魂抜きの終わったあとは処分に進みます
魂抜きが終わった後はお仏壇は通常の家具として扱われ粗大ごみなので処分することが可能になります。
処分方法は主に3つ。
- ご供養を行ってもらった菩提寺にお仏壇を持ち込みいただきお焚き上げで処分を行なってもらう方法
- ご自身で地域自治体の粗大ごみセンターに連絡をしていただき収集所より引き取ってもらう方法
- 不用品回収業者などを利用しご自宅から運び出してもらう方法このような方法
がございます。
菩提寺へのお仏壇のお持ち込みや粗大ごみとして処分する方法は料金を安く済ます方法でもあります。
しかし
- ご依頼をしていただく寺院がそもそも仏壇の引き取りを行っていない
- 粗大ゴミで出す場合はご自身で収集所にお持ちいただく手間
- 仏壇を捨てるということでご近所の目が気になるという方も多い
上記二つの方法での処分が困難な場合は業者に依頼をすることになります。
業者に依頼した場合の料金相場は1万円から3万円ほどで考えておいていただけると良いかと思います。
デメリットとしては最終的に業者に処分を頼んだ場合はお布施とお車代も含めて料金が高くなってしまうことです
仏壇の魂抜き・処分は業者に依頼することをお勧めします
ここまで仏壇の魂抜きについての段取りを中心にお伝えしてきましたが、ご覧の通りお坊さんの手配から迎え入れの準備など事前に行っておくべき作業が多くあるのがお分かりいただけるかと思います。
加えて仏壇を処分するとなると人手や労力が掛かります。
また一連の作業の中での精神的な負担なども考えるとこのような礼儀作法に全て精通している仏壇供養と処分の専門業者にご依頼いただくのも選択肢のひとつです。
ここからは専門業者に依頼するメリットや料金について解説していきます
実は料金相場に大きな差はない?
仏壇供養に関してのすべての工程を業者にお任せするとなると料金が高くなってしまうのではないかという不安を持つ方が多いのですが実はそうではありません。
弊社のようなパック料金をご利用頂ければその中にお坊さんにお渡しするお布施やその他の料金が全て含まれておりますので少し割高に見えるかもしれませんが実際の相場としてはご自身で行う場合と同様か1万円から2万円の料金追加ほどでご利用がいただけます。
準備するのは当日の服装のみ
仏壇供養専門の業者にお任せいただければ当日までの段取り、僧侶へのお布施の渡しなどの一連の流れを全て業者が負担します。
そのため今回紹介したようなお布施袋を用意したりお出迎えの準備などは必要ございません。
当日は上記でご紹介したような服装を用意していただきご先祖様を送り出していただくことができます
仏壇供養と処分のご依頼はぜひ仏壇供養の一休まで
いかがだったでしょうか。
このように普段から仏壇や法要にあまり関わりのない方にとってはお坊さんに対してのマナーというのは少し煩わしいものに感じられるかもしれません。
しかし根本として仏壇供養に最も大事なのはご先祖様を送り出す気持ちと感謝の気持ちです。
多少のマナー違反があっても特にお坊さんから咎められることもないかと思いますので、今回紹介したことを最低限のマナーとして把握していただければ幸いです。
この記事をみてやはり少し煩わしいなと感じられた方は全てをご負担する仏壇供養の一休にご連絡をいただけると安心かと思います是非ご連絡をお待ちしております。
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