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2021.06.28お知らせ
お仏壇の転倒予防についてご相談をいただきましたので紹介させていただきます
お世話になっております。仏壇供養の一休堂でございます。
当社では普段からブログにて『お仏壇のことは是非お問い合わせを!』とご紹介させていただいていることもあり普段から様々なお仏壇についてのご質問をいただいております。
本日は『地震などでお仏壇の転倒が怖い。どうしたらいいか?』というようなご質問をいただくことがございました。
お一人暮らしの方や小さなお子様がいらっしゃるような方も同じようなご不安を抱えていらっしゃる方が多いと思いますので今回はこの疑問についてのお応えと仏壇供養と処分についてご説明させていただきます。
お仏壇の転倒について
具体的な仏壇の転倒対策などに触れる前にお仏壇の転倒による可能性と危険性についてご説明していきます。特に高齢者様のお一人暮らしのご家族様がいる方や小さなお子様がご自宅にいらっしゃる方に読んでいただければと思います。
地震による被害
皆様も既知のことではありますが、日本は『地震大国』と呼ばれるほど世界でも特に地震の多い国として知られております。
気象庁の発表した公式資料によると2019年(令和元年)日本での震度1以上の地震発生回数は1564回、震度4以上の地震は40回、震度5弱以上を観測した地震は9回にも及びます。
阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などで多くの死者やけが人が出たことも記憶に新しいところかとおもいます。
これらの大きな地震被害の発生時のけがなどの原因の一つが揺れによる家具の転倒や家屋の倒壊によるモノであり、様々な転倒予防グッズや地震に強い住宅の販売がされています。
お仏壇の構造と危険性
冷蔵庫や大きな本棚、テレビなど地震の転倒で危険な家具が多くありますがお仏壇もその特性上転倒すると非常に危険な家具の一つになります。
重量が重い、大きい
まずお仏壇自体が家具として非常にサイズの大きいもの、また重量が重いものであるという事が危険性の高い原因になっております。
仏壇の一般的なサイズは大きく台付きと上置き仏壇によって異なりますが一般的なものは120cm~140cmといわれており非常にサイズが大きいです。
また重量は素材やサイズによって異なってきますが、一般的な20号、3尺サイズのお仏壇の重量は50~60㎏に及びます。
このような大きさと重さの物が地震などで倒れてくる・・・
と考えると危険性を理解していただけると思います。
最近流行している上置きの仏壇を除き、大きな仏壇には上台と下台が分かれているためその安定性がしっかりと確保されているかは是非確認していただきたいポイントになります。
仏具などの装飾品がある
また仏壇は扉がある構造になっており、中には様々な装飾品や仏具が納められております。
転倒時にこのような物が飛び出してしまう危険性はもちろんありますが、ろうそくやお線香に火がついている時間帯に地震が発生、転倒した場合はそのまま火災につながる可能性も否定できません。
普段からお仏壇をしっかりとお手入れされている場合は普段から火災について十分にご注意されていると思いますが、大きな地震の発生などは避難を行う際にそこまで気が回らないこともあると思われます。
このようにお仏壇が地震により転倒すると下敷きになった際の危険性や火災の危険性、家屋の損壊につながる可能性があることを把握しておく必要があります。
現在設置しているお仏壇の位置関係や揺らしてみたときにグラグラする場合などは転倒の危険が大きいためこれからご説明するような転倒予防を施して行きましょう。
お仏壇の転倒予防対策について
ここまでご説明をした内容にもとづきお仏壇の転倒予防についてご説明していきます。対策方法は
①転倒予防グッズを使用する
②耐震加工したお仏壇を買い替える
③お仏壇のご供養じまいを行う
の3つになります。
転倒予防グッズを使用した対策方法
お仏壇の転倒予防を行う場合に最もお手軽な対策は一般に販売されている転倒予防グッズを利用して行うことです。
具体的には以下のような物があります。
転倒予防用マット
まずは他の家具の転倒予防にも利用されている「転倒予防マット」です。
転倒予防マットは家具の底面4隅に貼り付ける事によって転倒しにくくなるグッズですが、カットするタイプの物を選べばタンスなど他の家具にも使えるためコストパフォーマンスの高い転倒予防グッズといえます。
仏壇については上台と下台に分かれているものもあるので床面だけでなく上下の台の間にも貼り付けしておきましょう。
転倒予防用ベルト
転倒予防グッズとして効果の高いものとされているのが転倒予防用のベルトです。
転倒用ベルトは金具とベルトで固定を行うもので上記のマットよりも耐震効果があるといえますがマットに比べると設置の際の手間が多少かかりますので重い仏壇を耐震加工する際は複数人での作業をおすすめします。
突っ張り棒など
またホームセンターなどで販売されている『突っ張り棒』などを用いて天井と仏壇を固定するという方法も低価格かつお手軽に仏壇を固定する方法の一つといえますね。
ただ突っ張り棒を使用する場合は少し見た目が悪くなるデメリットもあるので予算や作業効率などを加味したうえで判断しましょう。
また新しくお仏壇を購入する際は上台と下台の間に耐震加工が施されている「耐震加工」済のお仏壇も販売されておりますのでそちらもチェックしてみてくださいね。
お仏壇供養、処分を行うことも一つの手
ここまで様々なお仏壇の転倒予防の予防方法についてご説明させていただきましたが、転倒予防を機にお仏壇を正式な方法でご供養、処分することも選択肢になります。
ここではお仏壇の供養と処分について簡単に解説していきます。
お仏壇供養、処分を行うことは問題ありません
お仏壇供養のご相談を受ける際に多いのが「そもそも仏壇を処分するのはご先祖様に失礼なことではないのか?」というご質問です。
結論からいいますと『正しい供養』を行えばお仏壇を処分するのは全く問題はございません。
むしろお仏壇の供養やお手入れを行わず放置するような状態になるのであればお仏壇供養と処分はご先祖様にとっても良いことなのではないでしょうか。
お仏壇処分を行う際はご供養が必要です
上記で『正しい供養』とお伝えしましたが、正しい供養とはお仏壇(遺影)に宿っているご先祖様の魂を抜き出し、その供養を行う事です。
このようなご供養の事を『魂抜き』『閉眼供養』『お性根抜き』などと呼び、寺院のお坊さんに依頼を行っていただく必要があります。
ご自身で行うには少し手間がかかります
上記でご説明したお仏壇供養と処分についてですが、実はご自身で手続きをして処分を行う場合は意外と手間がかかります。
お坊さんの手配からお仏壇のご供養まで
まずお仏壇の供養を依頼する場合ですが一般的にはご家庭と契約を交わしている檀家さん(菩提寺)にご供養の説明と依頼を行う必要があります。
しかし実際にはご遺族の残したお仏壇のご供養などでこの檀家さんがわからないという方も多数いらっしゃいます。
また、ご供養を依頼した後もお坊さんをご自宅にお迎えした際のお布施やお車代のお渡し方法などの礼儀作法にお困りの方のご意見も多く聞かれております。
処分時の手間(手続き、搬出)
またご自身で行う場合、お時間の面でも自由がききにくくご供養の依頼と粗大ごみの依頼は向こうのご都合に合わす形になりますのでお仏壇の処分までのお時間は2週間~4週間程度の余裕を見て行うのがベストでしょう。
このように段取りの面で少し手間がかかります。
お仏壇供養、処分専門業者に依頼することをおすすめします
お仏壇の供養と処分を行う場合、上記のようにできるだけ檀家などがわからず手間をかけたくない、遺品整理などで時間がないという方も多くいらっしゃいます。
そのような方には我々のようなお仏壇供養と処分専門の業者をご利用していただくことをおすすめしています。
仏壇供養、処分業者は一般的に上記でご説明したお坊さんの手配から処分までの流れを全て代行してくれるため非常に便利にご利用いただけます。
お仏壇処分の費用面についてのご心配は?
お仏壇供養・処分代行業者というと『費用面が心配』という方も多くいらっしゃいますが実際には賢い業者選びを行えばご自身で行うのと同様、またはそれよりも安価でご利用できる可能性があります。
費用の発生するポイントとしては
・ご自身で行う場合:お坊さんへのお布施、お車代、仏壇処分代、その他の雑費
・代行業者を使用する場合:全て一括
となっております。
ご自身で行う場合の費用(お布施など全て含む)の相場は20000円~60000円程度といわれています。
費用に開きがある原因はお布施と処分代のところで、お布施はお坊さんへのお気持ちとしてお渡しするものなので寺院などによって相場が異なること、処分代は業者にお願いする場合とご自身で粗大ごみとして処分した場合で開きがあることが原因となります。
同様に業者で行う場合の相場も20000円~60000円程度で済むことが多く価格に大きな違いがないのが現実といえます。
以上のように『ご自身で行う場合は思ったよりも手間がかかること』『料金はそこまで変わらない』という2つの要因から仏壇供養と処分を行う場合は業者を使っていただく事をおすすめしているという流れになります。
ここまでお仏壇供養について簡単にご説明してきました。今回はあくまでお仏壇の転倒予防をメインとして解説している記事ですので詳細に実際の細かい部分については当社の他記事でも詳しく解説しているものが多数ございますので是非ご覧ください。
当社ブログはコチラ:https://butsudankuyou-ikkyuu.com/blog/
お仏壇供養の際は是非『仏壇供養の一休堂』まで
いかがだったでしょうか。
地震大国日本においては東日本大震災のような大きな地震が今後発生することはほぼ間違いないといわれておりますが、仏壇は非常に重く危険なため、ご自宅にある方は是非耐震対策を行っていただければと思います。
またこれを機にお仏壇処分をお考えの方は是非『仏壇供養の一休堂』までご連絡をいただけると幸いです。
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