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2020.11.18お知らせ
【お寺さま?ご住職さま?僧侶の呼び方について】
皆さまおはようございます。
この時期はあっという間に日が過ぎていきますね。
今日はかなり暖かくて、着込んでいたら汗をかいてしまいました(^^;)
さて、今回の記事では、お仏壇やお寺さまに関するいろんな言葉の説明でございます。
私がこのお仕事に就いたばかりの頃に勉強したものを紹介していきますね。
すべて覚えないといけないものではありませんので、なるほどと思いながら簡単に読んでみてください^ – ^
お寺の僧侶の呼び方
まず最初に、お仏壇を回収、処分、移動させる際に行う「魂抜き」をしてくださるのは
「ご住職さま(ごじゅうしょくさま)」 ですよね。
ひとつのお寺に「ご住職さま(ごじゅうしょくさま)」 というのは ひとりしかいません。
そしてそのご住職さまのことを「住持(すみもち)」といい、そのお寺に
“実際に住んでらっしゃる”ことを指します。
もしそのお寺にご住職さまとなる方がふたりいらっしゃる場合は、
ご住職さまと「副住職さま(ふくじゅうしょくさま)」と呼びます。
こう説明されるとわかりやすいものですが、どう呼んだらいいかわからず無難に「お寺さま」と呼ばれる方が多いです。
これが一番シンプルな呼び方ではありますね。
他の呼び方にも、
主(ぬし)という意味から「お主様(おすさま)」という呼び方があり、 これがなまって変化したものがあります。
私たちの身近な言葉なのですが、何かわかりますでしょうか、、?
それは「おっさん」です!
今となっては特に定義なくよく使われる言葉ですが、語源はここから 来ていたものなのです。
そしてこれもまたよく聞く、「和尚さん(おしょうさん)」 という呼び方もあります。
(「和尚」と呼び捨てで呼ぶのはあまり好ましくありませんので、
「和尚さん」と呼んでくださいね!)
和尚さんの意味は「戒律を授ける人」という意味です。
色々と紹介・説明させていただきましたが、「○○寺さま」や「僧侶さま」などが
一般的な呼ばれ方になります。
上記の言葉の違いくらいは頭に入っていると、いざという時にきちんとした呼び方ができたり、
実際お寺さまにお世話になる際にもお話がしやすいかと思います(^^)
どうでしたか?そこまで難しくはないと思いますのでここからはもう少し
突っ込んだご宗派による呼び方の違いをお話します。
宗派ごとの僧侶の呼び方
まず、
臨済宗(りんざいしゅう)
曹洞宗(そうとうしゅう)
黄檗宗(おうばくしゅう)
この3つがある禅宗さまでの呼び方は「方丈様(ほうじょうさま)」といいます。
これの意味としまして、禅宗のご住職様というのは、「一丈四方」の広さで生活、修行をしていたと
言われているんです。この空間のことから「方丈様」と言われるようになりました。
※一丈四方=(一辺が約3m)(4畳半)
次が、
浄土宗(じょうどしゅう)
での呼び方です。こちらは、「和尚さま (おしょうさま)」または「御膳さま (ごぜんさま)」とも呼びます。
次に、
天台宗(てんだいしゅう)
での呼び方は、『和尚(かしょう)さま』 です。
今までと読み方が違いますね。「和尚さま(おしょうさま)」 と呼ばれることもあるみたいです。
お次は、
真言宗(しんごんしゅう)
です。こちらも読み方が違い、『和尚さま(わじょうさま)』 といいます。
「和上」と表記されることもあるようです。
そして、
日蓮宗(にちれんしゅう)
での呼び方は、『上人(しょうにん)さま』と言います。
「聖人」と表記されることもあるようです。
または、「御膳さま」と呼ばれます。
ここでの「上人」の意味としては、“学問と徳を兼ね備えた僧侶”になります。
最後に、
浄土真宗(じょうどしんしゅう)
です。こちらは、『ご院家(ごいんげ)さま』
または、『御院(ごいん)さま』 と呼びます。
『御院(ごいん)さま』が変化して、 『ごえんさま』と呼ぶこともあります。
以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
最初にも申した通り、基本的には「○○寺さま」や「僧侶さま」と呼ぶのでいいのですが、
このように違いがわかって話せるのも気持ちがいいですね(*^^*)
またこのような記事も出していきますので、
気軽に学んで行ってくださいね!
では、明日も頑張っていきましょう。
仏壇供養の一休
投稿者 岩城
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