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2020.07.30お知らせ
~仏壇供養の一休堂より~ 浄土人宗の宗派の方へお伝えいたします。遷仏法要とは?
梅雨の時期も終わりが見えてきた今日ではありますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
湿気が多いのでつい勘違いしそうですがじつは体内の水分は思っているよりも消費されており、この時期は特に脱水症状に気を付けなければなりません。
私たちの業務も一日のが外で過ごす毎日にはなりますので定期的(1~2時間に一度)に水分と塩分を補給する毎日となっております。
さて、今回の記事の内容ですがここ数日「浄土真宗」の宗派の方よりお仏壇処分のご依頼をいただき、その際によく聞かれる「遷仏法要」について述べさせていただきます。
ご参照いただけましたら幸いでございます。
遷仏法要とは
仏教における閉眼法要で最も有名、知られた呼び名は「魂抜き」「お性根抜き」だと思います。
これは主に浄土真宗以外の方が知られている呼び名かと思います。
では、その浄土真宗ではどういった呼び方をするか、、、それが遷座法要です。
なぜこのような呼び方をするか?それは浄土真宗にはもとより「魂」の概念がないので魂抜きと呼ばないわけになります。
ただ、浄土真宗にも法要はございます。
ではどう言ったときに遷座法要などの法要を行うか?となると思います。
一派的には浄土真宗ではご本尊や墓石、過去帳や仏壇などのそれらを別の場所に移動させたりするとき、もしくはお仏壇や本尊に傷がついてしまい傷んだものを修理する際、浄土宗の僧侶をお招きして読経をいただきます。
お仏壇やご本尊様は願い年月を重ねたり、ちょっとしたことで傷をつけてしまうこともありそういったたものも私たちも多く拝見してきました。
年季が経つにつれて特にデリケートなものになり、少し触るだけで崩れそうなものもございました。
良く間違われますが閉眼法要と遷仏法要は全くと言っていいほど違いがあるのを覚えておきましょう。
分かりやすく単語で意味を見るとわかりやすいと思います。
意味合いとしては「遷座」=本来鎮座していたものの場所を変えることを表します。
また「遷仏」とは入仏したご本尊などや聖なるものとしてあがめられる対象の墓石・仏壇などを一時的に元の「物」に戻すことを表します。
この遷仏は他の宗派の魂抜きや性根抜きと意味は似ていますが本質的な「魂の概念がない」ことは覚えておきましょう。
意外と知らない方も多いので知っておくと覚えておくといいでしょう。
最後に
ここまで浄土真宗の「遷座法要」「遷仏法要」について述べさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
繰り返しになりますが、意外と知られていないことになりますのでもしご存じなかった方がこの記事をお読みいただいてご自身の中に取り込んでいただけたらと思います。
こういった思想や考えは時代が変われども自然と受け継がれていくものの一つだと思います。
昨今ではお仏壇や供養の対象となる物の数が減少しておりますので我々の心の中にでも大切に保管しておきたいものだと感じております。
お仏壇関係や法要関係などは人生を通じて経験されることが少ないと思います。
そういった方々のよりどころとなれる存在であり続けたいと思う私たち「仏壇供養の一休」でございます。
今後ともどうぞご自愛いただけたらと思います。
長文にお付き合いいただき誠にありがとうございました。
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