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2020.05.15お知らせ
老人ホーム、介護施設に入居される方へ
近年、私たち仏壇供養の一休堂にお問い合わせいただく中で「両親が老人ホームや介護施設に入ることになりお仏壇の処分、今後について悩んでいる」というお声が急増しております。
同時におススメとなる施設の紹介をしてほしいといったお声もいただきます。
そこで今回は老人ホームに入居される方、すでにされている方にお読みいただきたい内容の記事を書かせていただきましたのでご参照いただけましたら幸いです。
今まで受け継がれてきた方からしたら受け入れがたいことかもしれませんが現代の方にとって仏壇というものは非日常的な物で、毎日拝むものでなく命日やお盆などの特別な日にしか自分たちには関わりのないもの、と思われている方が多いようです。
時代の流れといいますか昔の風習は意識が全体的に低くなっているのも事実であります。
仏壇という物はほんの数十年前は一家に一台あってもおかしくない、私たち日本人にとって身近な存在でしたね。
どこの家でも朝食前などにお供え物をしてから食事、いただき物があれば必ずお仏壇にお供えするということは何十年と過去の習慣の様にも思われます。
既にご存知かと思われますが仏壇には、仏様と一緒にご先祖様がおられます。
そのような仏壇を通じてご先祖様にいつも見守ってもらっている感覚が薄れているのです。
それが近年の日本人の考えに近いのではないかともこの仕事を通じて感じることは多々ございます。
では、現在の仏壇という物に関心が薄い方はどのように考えているのかをご紹介していきます。
➀そもそも仏壇の無い家で生まれ育ったので「仏壇」自体がよく理解されていない。
②ご先祖様とはいえ実際にお会いしたことのない方に意識が向きにくい。
③本能的にきちんとしてあげないといけない、してあげたい気持ちはあるが現実的には難しい。
➀について・・・仏壇というものに対しての意識が低くなっている現在では、仏壇の無い家も少なくありません。位牌や遺影のみを祀られている方も多くおられました。また所得の問題で高額なお仏壇にはなかなか手が届かないというケースもございます。
②について・・・遺影や位牌で自分の先祖だということは知ってはいるが見守られているという感覚が薄い。
③について・・・引っ越し先や現在の住居では実家の仏壇サイズが大きすぎて引き継ぐのが難しい。移動させるのも費用がかかり過ぎたり、最悪入り口が狭くて中に入れることすら困難な場合もございます。
(その他にも各個人で様々な理由がございますが特に多数のご意見を紹介させていただきました。)
このような情景になった要因としては少子高齢化による引継ぎ問題もありますが現実的に今の日本の住居に適していないのが最大の要因です。
日本の住居は昔に比べてどんどんと狭くなっています。建物を立てれる土地が無いのが理由の一つだと思います。
私たち「仏壇供養の一休堂」にお問い合わせいただく方は比較的若い方が多く、都会に仕事をするために大阪などに出てきて家を建てて住むようになり、実家を引き継ぐことになり初めてそこで現実的な問題に直面するのです。
和たち仏壇供養の一休堂は今の時代にあった各々にあった供養の提案をさせていただいております。
また、昔の考えのみならず今の時代に適した方法が各々にあると考えております。
そしてその結果として今や関西地方ではたくさんの方に頼られる存在にもなれたのではないかと思います。
老人ホームやそういった施設に入られるにあたりまして必ず子供さんに今のまま引き継いでもらうのも時には負担となります。
以下も合わせてお読みいただけたらと思います。
仏壇は持ち込める老人ホーム、施設が多い
結論から申しますと、仏壇を持ち込めるかいなかは老人ホームや各施設によって異なります。
他の人たちに迷惑がかからない限り、持ち込みが可能な老人ホームが多いのですが大きさや重さの問題もありますのでよく確認しておくのがいいでしょう。
●線香やろうそくは使えない
安全に暮らすことを第一とする老人ホームでは、自分の部屋での飲食を制限しているほど事故が起こらないように配慮をされています。
よって仏壇の持ち込みは可能だけれども、線香やろうそくのお供えは出来ない場合が多いです。
もちろん火気厳禁なのでローソクやお線香が使用不可能ということになります。
現在では火を使わない電気式の物がございますのでそちらで対応ができます。
他にもお部屋のスペースやレイアウトの問題などもございますので合わせてご確認いただけたらと思います。
<要確認>一人部屋か多床部屋かで状況、判断は変わる
老人ホームや施設の形態により持ち込みが出来るかは大きく変わります。
一人部屋の有料型老人ホームであれば、ほとんどの所で持ち込みは出来るでしょう。
※スペースとの関係上、自宅で供養し続けてきた仏壇がそのまま施設に入れられるかどうか必ず確認しましょう。
施設によりますが相部屋があり施設もございます。
多床室では、ご自身で好きに使える空間が少なくスペースも限られていますので持ち込めるかどうかはサイズなど従業員にも伝えて確認しておきましょう。
●大きな声や音でのお勤めはできない
集団生活となる老人ホームで過ごすには、他者への配慮が必要不可欠です。
ほかの方への迷惑になる行為は一切できないと考えておきましょう。
ですので入居を機に小型のものに変える、仏壇処分を検討するのも一つの方法になります
入居のタイミングで仏壇を小さくする
当社、仏壇供養の一休では老人ホームには大きな仏壇より小さな仏壇をおススメさせていただいております。
理由➀
高齢者にとって安全で使いやすい空間を作れる
年齢を重ねるにつれて変化になじみにくくなり転倒などのトラブルに配慮が必要なため、持ち込める者の大きさ、個数は限られます。
ご実家などの仏間で使用していた大きさのものは、持ち込を断られる場合もあります。
そこで今までのお仏壇を御仕舞にして小さな仏壇に変えると、スペースの問題が解決でき使いやすい空間が確保できるというわけです。
理由②
仏壇処分の問題を先に解決できる
老人ホームは、終の住処で入居される場合がほとんどであり、悲しい話ですがお亡くなりになられて退室という形が多いようです。
そうなると葬儀などの手続きに追われることになり、様々な手続きも平行して行わなければならないです。
仏壇の移動には「魂抜き」「お性根抜き」などと呼ばれる儀式が必要になりお寺の方に来ていただかなくてはいけないのですが現実の問題で難しい場合もあります。
さらに、大きめの仏壇を移動させるには人手が必要になり、業者に運んでもらう必要もございます。
家にある仏壇は仏壇として子どもに譲る、今の仏壇はお終いにして老人ホームには小さな仏壇を持っていくのも一いいでしょう。
引き継がれる方も引き継ぎやすいおすすめの方法です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
仏壇と一言で言っても各宗派の考えもあり、何が正解なのかわかりにくいところもあると思います。
私たち仏壇供養の一休堂はお客様の意思、お言葉を第一としております。
今までの考えにとらわれない各個人にあった供養方法を提案させていただくことが私たちの使命とも考えております。
その甲斐もあり、たくさんの方とご縁をいただけ、ご紹介も多くいただいております。
もしご興味があられる方がおられましたら以下の連絡先にてお気軽にお電話いただけたらと思います。
今後ともご自愛いただけますよう精進してまいります。
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