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2023.10.13お客様の声
【位牌処分のススメ】お位牌は残しておくべき?
10月も半ばに差し掛かり、あっという間に気温が下がってきましたね。
お仏壇は案外重たいものですので、引き取り処分に行くスタッフとしては、酷暑の中よりも涼しい方が助かるものではありますが
秋は一瞬で過ぎ去り、冬の足音がもうすぐそばに聞こえそうな朝夕。
あっという間に、寒さに気を付けながらお伺いする日々が始まりそうです。
お仏壇とあわせて、位牌処分したいけど…
さて、先日東京都内へお仏壇のお見積りに伺った際、
位牌は持っておいた方が良いのかしら…
とお客様がつぶやいておられました。
お位牌には馴染みある故人の名前が彫られていますから、処分してはいけないと感じておられたのでしょうか。
ですが、お位牌は絶対に手放してはいけない、というルールはありません。
お位牌を残すかどうかは、皆様それぞれでございます。
お仏壇と同様に、きちんとした手順でご供養すれば、手放しても問題はなく、不安や負担を感じながら持っておく必要はないのです。
お位牌は何のためにあるもの?
そもそも、お位牌とは、亡くなった方をお祀りするためにある故人の戒名や法名、法号などを記した木の板でございます。
宗派により、考え方はやや異なりますが、お位牌のある宗派の場合、
お仏壇には仏様が、お位牌にはご先祖様がおられるという考えが一般的です。
しかし、お位牌として祀る前は、ただの木の板。
その木の板を、お位牌として故人を祀るものとするため、お位牌を用意する際には、魂入れ(開眼供養・お性根入れ)を行います。
魂入れ(開眼供養・お性根入れ)をしてはじめて、故人様の魂が宿った依り代となるのです。
お位牌購入時の魂入れにつきましては、弊社公式YouTubeでもご紹介しておりますので、こちらもあわせてご覧ください。
位牌処分のススメ1「弔い上げ」
お位牌におられる故人を祀っているのは、宗派によりますが、
概ね「冥界にとどまることなく極楽浄土へ行くことができるように」という理由がございます。
そして、通常であれば三十三回忌や五十回忌のご供養で、
このご供養をもって、故人が極楽往生したとする「弔い上げ(上げ法要)」をおこないます。
弔い上げは、極楽浄土に行く準備が整ったとして、
亡くなった方に向けて行ってきた年忌法要を、すべて終える儀式です。
この弔い上げの後、個人のお位牌はたいてい処分され、
繰り出し位牌と呼ばれる先祖代々のお位牌に移し替えます。
ご家庭の事情などに合わせて、この弔い上げのご供養後に魂抜き(閉眼供養)をして
繰り出し位牌に移すことなく、個人のお位牌を手放すのみとすることもあるようです。
一方で、この弔い上げを行わなければ、
故人の魂は冥界などをさまよってしまうと考えられています。
33年、あるいは50年、持っておかなければならない!ということはありませんが
手放される際には、弔い上げをすることで、魂を極楽浄土にお送りする準備ができるのです。
位牌処分のススメ2「魂抜き」
弔い上げさえ終えれば、後はもう捨てるだけ! というわけではありません。
弔い上げは、あくまで亡くなった方に向けて行ってきた年忌法要を、すべて終える儀式であり
魂を極楽浄土にお送りする準備でございます。
しかし、お位牌をご用意した際に、魂入れ(開眼供養・お性根入れ)をして
故人の魂が宿った依り代としたため、お位牌の中にはまだ故人の魂が入っています。
この魂をお位牌から抜くご供養を、魂抜き(閉眼供養・お性根抜き)といいます。
お位牌を用意する際に魂入れが必要なように、お位牌を手放す際には魂抜きが必要です。
魂抜きをすることで、お位牌はもとの木の板となり、お焚き上げができるようになるのです。
位牌処分のススメ3「お焚き上げ」
弔い上げ、魂抜きを終えたら、最後にお焚き上げをいたします。
お焚き上げは、長年祀られてきたお位牌を成仏するために行う儀式です。
詳しくは弊社公式YouTubeにて、お位牌とご遺影のお焚き上げの様子を公開しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
※お仏壇やお位牌、そこに宿る魂やその成仏の仕方などの考え方は、宗派により細かく異なります。
詳しくは、専門スタッフへご相談くださいませ。
お仏壇だけでなく、お位牌・ご遺影のご相談も承ります
仏壇供養の一休では、事業所のある大阪・千葉・愛知・福岡・広島近郊エリアに限り
無料でお仏壇処分のお見積りに伺っています。
その際、専門のスタッフがお位牌などご供養されたいお品を拝見して、
その場で最適なプランをご紹介させていただいております。
また、仏壇処分に伴うお位牌のご供養だけではなく、
郵送でのお位牌の専門供養も承っております。
こちらは、お仏壇の引き取り対応エリア外の都道府県からも、ご郵送いただけます。
ご相談から、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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