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2023.10.06お客様の声
【お仏壇置き場のお悩み】2階に置いても大丈夫?【大阪府から】
9月下旬に秋のお彼岸を過ぎ、
ご供養のこと、お仏壇のことを考えるお客様が増えているようで
弊社では、たくさんのお問い合わせをいただいています。
先日は、大阪市のお客様から
「お仏壇置き場に関しての知識がなく、実家と自宅の2基の仏壇をどうしたらいいか困っています。
引越しと処分、どちらもお見積りをしてほしいです。」
とのお問い合わせをいただきました。
お客様の大切にしてこられたお仏壇ですので、ご実家に直接お伺いして、お見積りをご提示することになったのですが
その過程で、お仏壇の置き場や祀り方について、次々と気になることが…!
今回は、お仏壇のお引越しに際してお問い合わせいただいたお仏壇置き場などの質問をまとめてご紹介いたします。
1軒に2基のお仏壇、置いて大丈夫?
前述の関西・大阪のお客様のほか、
広島県のお客様からも似たお問い合わせがありました。
処分をするのは忍びないけど、うちにはすでに仏壇があります。
お仏壇は、一つの家に二つ置いても良いものでしょうか?
とのことでした。
先に結論から申し上げますと、
全く問題はございません。
しかし、違う宗派のお仏壇を一基ずつ置く場合は、別々の部屋に置き場を用意することが、
仏様に対しても、ご供養をしてくださるお寺様に対しても、礼儀として良いとされています。
例えば、一人部屋を予約していたのに
突然何の連絡もなく相部屋になる…というのは、気分がよくないですよね。
通常、仏間に置くことの多いお仏壇ですが、
仏間でなくても、お仏壇を大切に祀ってさえいれば、置き場に貴賤はないのです。
2階に置いたらダメなのはなぜ?
どこに置いても問題ない! とはいえ、もともと和室の仏間に置いていたもの…
最近は、2階建ての住宅が主流となり、仏間ともう一つのお部屋を用意したいけれど、
お仏壇置き場にできるお部屋が、2階しかない…という状況が気がかりな方もいるようです。
お仏壇を2階に置いても良いの?
というお問い合わせをいただいたこともございます。
しかし、お仏壇を置く階層について、2階建ての住宅においては
なんと、むしろ2階の方が良いとされています。
お仏壇置き場、実は2階の方が良い! その理由とは
本来、お仏壇は仏様や亡くなったご先祖様を祀っているものですよね。
そのため、「仏様の上に立つ」または「仏様の上を歩く」という行為は、
罰当たりな行為とされてきました。
そのような考えから、慣習的に上階のない場所に置く方が良いとされています。
しかし、上階のない場所といっても、仏間は1階にある住宅が多いですよね。
また、昨今ではマンションやアパートにお住まいの方も少なくないでしょう。
実際のところ、
戸建ての1階・2階問わず、また、マンション・アパートも含めて、
様々な場所からの搬出・搬入の実績がございます。
東京都内では、20階ほどある高層マンションの中層階にお伺いしたこともありました。
では、上階のある場所に置くしかないとき、
罰当たりとなってしまわないための礼儀作法はあるのでしょうか?
お仏壇を祀るに適したお仏壇置き場にするために
お仏壇置き場を上階のある場所にしか用意できない場合、
お仏壇の上に【雲】と書かれた半紙や、木彫りの文字を置くという作法があります。
これは、お仏壇におられる仏様やご先祖様に
「ここより上の場所はありません」と示すためのもので
「雲字」や「雲切」、「雲板」などと呼ばれています。
地域によっては、【雲】のほか、
【天】や【上】を置いて、同様の意味とする場合もあるようです。
なお、これらの文字を置く向きについても、特に決まりはありません。
一般的には、お仏壇から見て読みやすい向きで置かれることが多いとのことでした。
2階はお仏壇置き場に適さない! その理由とは?
それでは、人が上を歩かないよう、上階に置く方が良いとされていたお仏壇ですが
なぜ、2階に置いてはいけない! と言われることが増えたのでしょうか。
お仏壇は、毎日手を合わせて、大切にお祀りすることが良いとされています。
ですが、リビングが1階にあるご自宅が一般的な今の世の中で
2階が生活の中心となるケースは、あまり多くないのではないでしょうか。
また、お仏壇を2階に置いた場合、ご住職にお参りに来ていただく際にも
2階にお招きすることになります。
生活の中心ではない場所にお仏壇を安置することで、
お仏壇に日々手を合わせることから離れてしまうことが懸念され、
2階にお仏壇を置くことは、良いことではない!
とされるようになったと考えられます。
お仏壇置き場に厳密な決まりはない
お仏壇は、必ず家の中のココに置かなければならない!という決まりはありません。
また、一軒に複数のお仏壇を置いてはいけないという決まりもございません。
大切なのは、お仏壇を通して、仏様やご先祖様を大切にするというお気持ちでございます。
仏壇供養の一休では、お客様やご家族様のご要望に応じて、
最適な方法をご案内させていただいております。
また、二基のお仏壇を一軒に置くのがどうしても気になるならば、
一基は閉眼供養(お魂抜き・お性根抜き)をしてお仏壇処分をするというケースもございます。
まずはご相談から、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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